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お子さまとご家族のための 歯科コラム Vol.21 子どもの「顎の発達」と 「歯並び」

日本デンタルセンター
北原信也先生

シンガポール日本人小学校卒業。日本大学・昭和医科大学客員教授。 

「顎の小ささ」と「歯並び」の関係   

近年、子どもの顎が全体的に小さくなってきていることが指摘されています。その背景には、食生活の変化が大きく関わっています。昔に比べて噛みごたえのある食材(根菜、干物、玄米など)を食べる機会が減り、柔らかい食品が中心となった結果、顎の骨が十分に発達しにくくなっているのです。顎が小さくなると、歯が並ぶためのスペースが不足し、歯列の乱れ叢生(そうせい)=歯の重なり、出っ歯、受け口が増える傾向にあります。         

「歯列不正」がもたらす影響   

歯列不正は、見た目だけでなく健康にも大きな影響を与えます。例えば、歯ブラシが届きにくくなり虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、噛み合わせが悪いと食べ物をしっかり噛めず、消化不良や偏食の原因にもなりかねません。さらに、正しい発音ができず、顎関節に負担をかけて頭痛や肩こりを引き起こす場合もあります。このように歯列不正は、全身の健康や生活の質に直結しているのです。 

ご家庭でできる予防と対策  

❶    食生活を見直す     

噛みごたえのある食品(りんご、にんじん、いか、スルメなど)を日常的に取り入れ、顎の成長を促す  

❷ 姿勢や習癖を改善     

口呼吸や頬杖、指しゃぶり         

 ⬇     

顎や歯並びに悪影響を与えるため、早めの改善が大切。     

❸ 定期的な受診     

早い段階で歯科医に相談

    ⬇     

成長期にあった予防的な矯正治療が可能に。 

子どもの歯並びは、顎の大きさによって大きく左右されます。

顎の大きさ

歯の並びの特徴

起こりやすい問題

十分な広さ

歯がきれいに 
並ぶ

虫歯・歯周病 
リスクが低い

小さい顎

歯が重なって生える、 
出っ歯や受け口

口腔清掃不良、 
発音障害、 咀嚼効率低下

まとめ   

子どもの「顎の小ささ」や「歯並び」の乱れは、現代社会で増加傾向にあります。その背景には、日々の食生活や生活習慣が大きく関わっており、ご家庭での工夫や取り組みが予防につながります。定期的に歯科でチェックを受け、必要に応じた対策を行うことで、お子さまの健やかな成長と、美しい笑顔を守ることができます。

ぜひ当院にお気軽にご相談ください

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東京でも継続した治療が可能です。

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〒103-0028 東京都中央区八重洲1-7-20八重洲会館1階
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http://www.team-tokyo.com

 

2025年9月25日現在の情報です。最新情報は直接お問い合わせください。

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