グローバル教育
特集 日本における国際教育 ~インターナショナルスクール及び小中高等学校の取り組み~
特集 日本における国際教育 ~インターナショナルスクール及び小中高等学校の取り組み~

「柔軟な小中高生のうちに世界の多様性を学ばせたい」「真のグローバル人材に育てたい」と、子どもの進学先としてインターナショナルスクールや国際教育を重視する学校を検討する日本人家庭が増えています。特に海外在住のご家庭では、帰国後の学びの場として海外経験や英語力を生かせる環境を求める方も多いと伺います。各家庭のニーズに合った学校選びにお役立ていただけるよう、インターナショナルスクールや国際教育に力を入れている学校の傾向、学校選びのポイントについて、ご紹介します。

近年の動向

多文化・多様性を尊重する動き

提供:CANADIAN ACADEMY 神戸

小・中・高等部を持つインターナショナルスクールは現在、国内に80校前後あると言われます。近年は「ラグビースクールジャパン」(千葉県柏市)や「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」(岩手県八幡平市)、「マルバーン・カレッジ東京」(東京都小平市)など、英国系インターナショナルスクールの開校が相次ぎ、注目を集めています。

また、昨年は、私立一貫校の雄・開成中(東京都荒川区)が、インターナショナルスクールに通う子どもにも受験資格の門戸を広げる方針を打ち出し話題になりました。学校教育法では、インター校で初等教育を終えた子どもは、正規の中学校(一条校※)への入学が認められませんでしたが、最難関である開成が門戸を広げたことで、「人生の早い段階から多様なバックグラウンドを持った人材」を求める動きが加速するかもしれません。

提供:RUGBY SCHOOL JAPAN

さらに全国の市町村で、多文化共生のグローバルタウンが生まれている動きも見逃せません。前出のラグビースクールは、日本のトップアカデミアから行政機関、グローバル企業が集う「柏の葉スマートシティ」にあり、街全体がさながら大学のキャンパスのようで都内のインターナショナルスクールから転入する生徒も多いそうです。外国人人口の割合が2割を超えるコリアタウン大阪市生野区では、小学校の跡地活用事業として二つのインターナショナルスクールが設立されました。海外から人が押し寄せる北海道のリゾート・ニセコの隣にある共和町でも、インターナショナルスクールの開設準備が進んでいます。

国際認定プログラムを導入する学校

提供:ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンス

ラッシュが続くインターナショナルスクールですが、そもそも法的定義がないために、文部科学省はその全容を把握していません。情報開示ルールが未整備であるため情報が少なく、校風、カリキュラム、大学進学実績などをもとに各家庭のニーズに合った進学先を選びにくい現実があります。

提供:昭和女子大学附属昭和小学校

インターナショナルスクールの導入カリキュラムは多種多様で、世界各国の大学に進学することを前提としているものも多くあります。国際教育には、科目を横断しクリティカルシンキングを育む「国際バカロレア(IB)」や、多彩な科目から自分の専門性をアカデミックに追究する国際Aレベル、IGCSEなどがあります。一方で、文科省の学習指導要領に沿って英語で学ぶ「一条校インター」や、従来の学校が新たにIB、ケンブリッジプライマリー、APなど国際教育を採用する事例も見られ人気が高まっています。小中高の学習の継続性や、進学したい大学の入試システムも鑑みて、情報収集する必要がありそうです。

国際バカロレア特集はこちら
国際Aレベル・AS・IGCSE特集はこちら

※一条校とは?
学校教育法第一条に規定された学校のこと。インターナショナルスクールは該当しないため、日本国内のインターナショナルスクールに子どもを就学させても保護者は法律の定める就学義務を履行したことにならないので注意が必要。

年々注目が高まる日本のインターナショナルスクールの動向について、 専門家お二人にお話を伺いました。

日本インターナショナルスクール協議会(JCIS)会長、学校法人名古屋国際学園学校長
マシュー・パール氏

名古屋インターナショナルスクールの校長として、
中部の国際教育に長年寄与してきたパール氏 

「子どもに最適な環境を」と願う保護者の心はいつの時代も変わりません 

日本インターナショナルスクール協議会(JCIS)をご存じでしょうか。1965年、国際基準を満たした質の高い教育を提供するために設立された団体です。現在、北海道から沖縄までの全国29校が加盟しています。国内のインター校の数は、20~30年で急速に増加してきました。従来の教育にとらわれず、グローバルな視野を持った人材を育てようとする時代の要請とも言えるでしょう。JCISの加入基準は学校経営の安定性や運営状況など厳格なため、新しい加盟校の急増は期待できませんが、「グローバル教育の需要」は確実に高まっており、日本の教育システムにおいても、国際的なプログラムの導入が進んでいます。各学校が国際バカロレア(IB)やIGCSE、Aレベル、そしてAdvanced Placement(AP)など、国際的な資格を提供しています。これにより、子どもたちは他国に移動しても同じ学習を続けられたり、世界での活躍に備えることができるでしょう。

いつの時代も保護者は、子どもの将来に最適なものを追求してきました。保護者は常に、「今よりも良い教育を」と考え、それにより学校の役割も変化します。情報があふれる現代社会では、多くの選択肢が存在する一方で、貧困、紛争、気候変動などグローバルな課題も山積しています。時代に即した教育を提供し、子どもたちが世界に適応できるように支援し続けることが私たちの責務と考えています。

インターナショナルスクールを経営するお立場で、東京インターナショナルスクール理事長 坪谷ニュウエル郁子氏にお話を伺いました。

Q日本におけるインターナショナルスクールの注目トピックと課題は。

近年、日本ではインターナショナルスクールがすごい勢いで増えています。中国資本が英国のブランド校のフランチャイズ権を買って日本に開校するなど、新興校の開校が相次いでいます。インターナショナルスクール経営者の立場で言うと、一番苦難しているのは「円安」です。昨今の円安で外国人教師の給与は4分の1ほど目減りしている状況です。一時的に国に帰る費用を増額する、ボーナスを出すなど人材確保のための策を検討しています。 

Q日本にいながらも日本式でない教育を受けるご家庭が増えてきています。子どもが習得する一番の経験や力は何でしょうか。

私が常々言っていることは、日本の教育は「基礎学力」が非常に高く素晴らしいということです。世界を見ても日本ほどの人口規模で、北海道から沖縄まで基礎学力が高い国はあまりないのです。まず保護者の方はそこをしっかりわかっていただき、インターナショナルスクールに入れる場合はそれなりの覚悟を持つことが大切だとお伝えしたいです。

利点については、世界で活躍できるメンタルと英語力が養える点でしょう。英語力(第二言語)習得に関して気をつけていただきたいのは、「ぺらぺらになる」という曖昧な判断基準を持っている方がいることです。「言語」は文化と歴史を背負っており、例えばお料理を作りながら「根菜だから冬だね」と言うような日常的な背景も大切になってきます。その意味では、私は「完璧なバイリンガル」はいないと考えています。「国際的な視野」という点では地域の学校に通うよりは格段に視野が広くなることは期待できるでしょう。

Q日本のインターナショナルスクールが抱えている課題はありますか。

義務教育期間中の日本国籍のみを持っている生徒は一条校に通わせなければならないという法律があります。ほとんどのインターナショナルスクールは一条校ではないので、義務教育期間中の日本国籍のみを持つお子さまが通学することは、現状では特例※を除いて保護者の就学義務違反になってしまいます。その点については、保護者の方が真剣に考えなくてはいけないと感じています。芸能人にあやかって行かせたがるなどブームとして軽い気持ちで決断すべきではないのです。世界を見ると、シンガポールなどは自国民がインターナショナルスクールに入ることはできません。その点では日本の法律はグレーなのです。このグレーな状態の犠牲となっているのは他ならぬ子どもたちであり、実態に合わせて法律の改正をしなくてはならないと考えています。

※この先2年以内に海外移住が決まっている、もしくは、海外に一定期間在住した生徒が帰国した後、日本の学校に慣れるまでの2年間など

 

学校選びの決め手を保護者と学生に聞きました

「グローバル教育」といっても、学校の形態から校風、カリキュラム、進学実績までさまざまです。 学校選択の際にはどのように考え、進路を探せばいいのでしょうか。お子さまを進学させた保護者、進学した生徒にお話を聞きました。

子どもの今の状態と将来と。「遠近両用めがね」で考えました

Aさん
千葉県在住。幼少期に英語圏に駐在4年。子どもはローカル私立学校に通学。

進学先:幕張インターナショナルスクール小学校

インターナショナルスクールの魅力

駐在先の英語圏の国では、娘が早く現地になじめるように、日本人の少ない私立学校をあえて選び、通わせていました。帰国後は、公立小学校に進むつもりでしたが、娘の発話が英語優勢になっていたので、インター校を第一候補にしました。「正解」を言えた子どもが評価される日本の風潮と異なり、インター校では、「正解のない問い」に対し互いに意見を出し合い、ディスカッションを重ねていきます。どんな答えをしても、「いい視点だね」とその子らしさを認めてもらえ、否定されることがありません。「Show&Tell」や「ドラマ(演劇)」の時間でも自己表現の大切さを学ぶことができます。「個」のいい部分を伸ばしてくれるのがインターナショナルスクールの教育だと思います。

 学校の選び方 

重視したのは「将来の子どもの選択肢を狭めないこと」でした。親が欧米の教育に感銘を受けていても、子どもの人生は子どものものです。仮に学歴の最終地点を「大学」とすると、入試システムもカリキュラムも日本と異なるレールを子どもに敷くことは、親の役目ではないと感じました。悩んだ末、将来子ども自らが好きな道を選べるように、日本の卒業資格を得られる「一条校インター」に絞りました。実際に入学すると、駐在経験のあるご家庭も多く、親子ともに生き生きと過ごすことができています。教員はみなネイティブスピーカーで、国語以外の授業はすべて英語で行われ、日本の年中行事も手厚く教えてくださります。 

今までの学校と同じ環境を求めて

Y.C.さん (17歳と11歳の男の子の母)
東京都在住。幼少期にシンガポール→日本→フランス→台湾→日本→シンガポール 学校は全てインターナショナルスクール 

日本でもインターナショナルスクールを選んだ理由 

帰国時、長男は高校生、次男は小学2年生になるところでした。それまで人生のほとんどを海外で過ごしており、長男はすでに北米の大学を目指し、次男も性格的に向いていたため、迷わず兄弟でインターナショナルスクールを選びました。学校はその地域で評判の良いところ、息子たちに合う校風という基準で選びました。インターナショナルスクールが長かったので、海外と日本の違いはありましたが、今までの学校と同じ系統で勉強ができたことが何より良かったと感じています。

苦労した点

海外生活が長く、長男は日本の学校にコンプレックスを持っていました。日本の中学・高校の場合、スポーツといえば部活動で活発に行われますが、インターナショナルスクールではシーズン制だったため、長期で取り組みたいと思い外部で探しました。特に次男にはスポーツを通して日本の文化に慣れてもらおうと思い学外でスポーツのクラブを探しましたが、たまたま探した都内のクラブではコーチの考え方が古く、馴染めないどころか日本が嫌いになってしまい大変苦労しました。

IBの学びを継続しつつ日本の学校へ

K.Oさん
東京都在住。小学3年生から中学1年生までブラジルに在住。現地でインターナショナルスクールに通学。 進学先:日本の中高一貫校 IBコース→上智大学経済学部経営学科(新4年生)

IBの魅力と学校選択

ブラジルで通っていたインターナショナルスクールで国際バカロレア(IB)を学んでいたため、その学びを日本でも継続したいと思いました。一般的な日本の教育は、先生が教えることをひたすらインプットすることが多いですが、IBの学びは生徒間の教え合いやディスカッションを通じた学びを重要視しています。インプットだけではなくアウトプットもあり、探究心が芽生え面白いと感じていました。また、一つの物ごとに対しても、多角的な視点や異なる価値観・文化を持った人々の意見を混ぜ合わせながら勉強できる点が醍醐味だと感じます。スポーツ好きな私は、中学2年時に帰国し日本の学校で本格的な部活動を経験してみたいと思い、私立の中高一貫校を選びました。

IBを学んで得たもの

大学受験では、多様な人材を受け入れるため、IB DP取得者を対象とするIB入試を受験しました。高校時代は部活動で全国大会出場を果たしながらIBの課題やエッセイに取り組み、時間が足りずに大変でした。しかし、そこで忍耐力が養われ精神的にも鍛えられたので大きく成長できたと感じます。現在は、大学ラグビー部の主将を務めており、IBで育んだ経験がチームを作る上でも生かされています。練習中もグループに分かれて何がダメだったかについてとことん話し合うなど、コミュニケーションを密に取るように心がけています。

海外で教育を受けたお子さまの帰国後の学校選びにおいては、何を重視するかによっていろいろな選択があるようです。

お子さまの将来の選択肢を狭めないことを最優先にしたAさん、同じような環境を選ぶことでお子さまの精神的な負担軽減を優先したY.C.さん、教室外の活動も重視したK.O.さんなど、参考になるポイントがあったことでしょう。

この後ご紹介する学校は、世界標準の学びはもちろん国際色豊かな環境や寮併設校、日本の伝統校でありながら先駆的なコースを展開する学校など、多岐にわたります。お子さまの帰国後の進路選択として、ぜひお役立てください。

Laurus International School of Science
ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンス

イノベーターを育成する「理系に強い教育」
プリスクールから高等部までの一貫教育 
ケンブリッジ大学国際教育機構(ケンブリッジインターナショナル)の認定を受けた日本でも数少ない教育機関
初等部から国語の授業あり

カリキュラム

初等部・中等部では、本校独自の「STEMカリキュラム」と「ケンブリッジ国際カリキュラム」を組み合わせた探究型、プロジェクトベースの学習を展開。 

Science
科学的なプロセスを重視し、論理的思考力や実験・研究のスキルを身に付ける。本格的なリサーチを通して研究の手法や論文の書き方を学び、科学者としての一歩を踏み出します。

Engineering&Technology
エンジニアリング&テクノロジーを学びます。3Dプリンターやレーザーカッターなど最先端の設備を有しており、講師や仲間と共に試行錯誤を繰り返しながらプロダクトを作りあげます。

ICT programming
AI、情報セキュリティーやブロックチェーン等について国際基準で学びます。ゲームアプリも開発し、身近な課題から社会に役立つものを開発し実 現するプロセスを体感します。

Entrepreneurship
子どもたちが関心ある分野の研究をビジネスにつなげるためのスキルや問題解決力、創造力や独創性を育みます。校内で多数開催されるコンテストで、身についたビジネスの基礎力を実感していきます。

入学情報

編入随時 まずはスクールツアーにお越しください

School Data

初等部(6~11歳)・中等部(11~14歳)・ 高等部(14~18歳) ※2025年開校
〒1080014 東京都港区芝4丁目1-30 芝国際ビル10階
+81-3-6722-6310
https://laurus-school.com/ja/

学年6~18歳(初等部~高等部)
入学金(税込)300,000円
年間授業料(税込)1,790,000円~ 2,250,000円(初等部~中等部)
その他教育管理費、施設使用料、デジタルラーニング費が別途 詳細はお問い合わせください
全校生徒数1500名
学期3学期制
学寮

CANADIAN ACADEMY 神戸

国際都市・神戸で110年の歴史があるインターナショナルスクール 
3歳から18歳までが学べる国際バカロレア(IB)一貫校
40ヵ国以上から集まる生徒約670名が在籍
寮併設(高校生以上)、アジアで最も古いボーディングスクールの一つ 

Curriculum

全ての科目(日本語含む)で探究学習を展開。高度な語学力はもちろん、コミュニケーション力や問題解決力など社会で必要とされるさまざまなスキルを伸ばします。

Boarding

キャンパスの敷地内に高等部の生徒向けに寮を併設。2023年にリノベーションされたばかりで、教室まで徒歩2分の距離。現在は18ヵ国から32名が在籍しており、わきあいあいとした雰囲気は「第二のファミリー」。Boarding Parentsと呼ばれるスタッフが常駐し、日々の食事をともにしながら親身にサポートする体制を整えている。来年度、寮への受け入れは40名に拡大。

University Destinations

 世界トップクラスの進学カウンセリング・プログラムの指導により、生徒は世界中の一流大学に進学しています。

過去5年間の主な進学実績
Japan :
University of Tokyo, Keio University, ICU,   Waseda University, Sophia University,   Nagoya University, Doshisha University 
North America : 
Columbia University, Stanford University, UCLA,   UC Berkeley, University of Toronto
Europe :
Imperial College London,   London School of Economics,   University College London, University of Amsterdam

Admissions

出願期間: 10月から1月まで(次年度8月始まりに向けて)
年間を通じて編入を受け入れ(空きがある場合に限る)。
面接では「本校で何を実現したいか」「どんな力をつけたいか」を中心に質問。

在校生の声

G10  R.M.さん 
スイスに2年半滞在

海外滞在中にIB校で学び、そこで身に付けた「自立して学ぶ」という力を伸ばし続けたいと思ったのでIB校であるCA を選びました。充実した施設にも魅力を感じました。CAの部活動は多彩で、興味がある活動が多く充実した学校生活を送っています。先生方はフレンドリーで何でも相談しやすく、常に生徒一人ひとりのことを気にかけてくださいます。勉強でわからないところも丁寧に教えてくれるので、さらに聞いてみようと探究心が芽生えます。将来は、オーストラリアでスポーツマネジメントを学びたいと思っています。

School Data
〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中 4丁目1 
+81-78-857-0100
+81-3-6722-6310
https://www.canacad.ac.jp/

学年Pre-K~G12(3~18歳)
入学金(税込)400,000円
年間授業料(税込)1,000,000円~2,900,000円 (Pre-K/Kindergarten A~Grade 12)
その他出願料、施設使用料などかかります。 詳細はお問い合わせください。
全校生徒数670名
学寮有(対象は高校生以上)

RUGBY SCHOOL JAPAN

400年以上の伝統を誇る英国名門校ラグビースクールUKのインターナショナルスクール
2023年9月に空港・都心にアクセスしやすい柏の葉スマートシティに開校 
「The Whole Person, the Whole Point」を理念に豊かな人格を育成
寮生と通学生が本格的な英国式教育でI/GCSE及びAレベルを学ぶ

「The Whole Person, the Whole Point」の理念
ラグビースクールジャパン(RSJ) は、11~18歳の通学生および寮生を対象に、本家のラグビースクールUKと密に連携しながら英国式教育を提供しています。 

本校は、学業の成績だけでなく一人ひとりの個性や人間性の成長に注力しています。在学中、特に育む能力に「Resilient - 強靭さ」「Versatile - 多才」「 Globally minded - グローバル思考」 「Reflective  - 反芻力」 「Enquiring - 探究心」「 Communicative - コミュニケーション能力」「Collaborative - 協調性」があります。これらの力は、生涯学び続ける真の学習者に必須だと考えています。

寮生活も学びの場として重要だと位置付けています。寮生は共同生活の中で、互いを思いやり自律しながら、大学進学後やその先の人生において非常に重要な生活のスキルを身につけていきます。

カリキュラム

授業は英国出身の経験豊富な教師陣のもと、月~金は8時15分~17時30分、土は8時15分~12時30分に行われます。アカデミックな授業やスポーツに加えco-curricularと呼ばれる課外プログラムが豊富に揃っており、充実した学校生活を送ることができます。 

Lower School(Years 7~9)での学び
Years7からの学びは多岐にわたります。科目は英語、日本語、数学、生物学、化学、物理学、歴史、地理、美術、デザイン&テクノロジー、演劇、音楽、体育、デジタルリテラシー、ファイナンス、およびPSHE(個人・社会・健康・経済)※ 、外国語はフランス語、ドイツ語、または中国語(北京語)から選択します。英語や外国語の個別サポート体制も整えています。 ※英国の全校で取り組む、健康的かつ経済的に安定した生活を送るための教育プログラム 

Middle School(Years 10~11)でのI/GCSE 
英国のI/GCSEカリキュラムにに沿って学習します。英語(言語と文学)、数学、科学(生物学、化学、物理学を含む)を基本科目として学びます。さらに、少なくとも1つの外国語と芸術、ビジネス、デザイン&テクノロジー、演劇、フランス語、ドイツ語、地理、歴史、日本語、北京語、音楽、体育の中から3科目を選択します。 

Sixth Form(Years 12~13)でのAレベル 
卒業前の2年間はAレベルで高度に深く学びます。Aレベルは芸術、デザインとテクノロジー、英文学、経済、地理、歴史、コンピュータサイエンス、数学と応用数学、中国語、フランス語、ドイツ語、日本語、演劇、音楽、生物、化学、物理、体育から通常は3科目を選択し、探究プロジェクトである「Extended Project Qualification(EPQ)」にも挑戦します。 

厳格な学びであるAレベルで優秀な成績を収めると、世界有数の大学に進学する道が開かれます。本校では専門チームがYear11~13では、世界各国の大学に関する進路指導やアドバイスを行っています。

ボーディング(学寮)での生活

本校のコミュニティでは「The Whole Person, the Whole Point」の理念のもと、生徒の成長を学業だけでなく人間性の部分でも手厚く支援していきます。ボーディングは、この理念を実現する大切な学び場です。安全な寮生活の中で生徒が自らを律して勉強に励み、それぞれの個性を伸ばしながら生涯の友情を育んでいきます。多様で幅広い学びによって、生徒は果敢に新しいことに挑戦できるようになり、「新たな自分」を発見することでしょう。

入学情報

オープン・モーニング
4月20日(土)、5月18日(土)、6月8日(土)
詳細・お申し込みはこちらをご確認ください。
https://rugbyschooljapan.ed.jp/upcoming-events/

出願情報

Year7~9はローリング方式により、年間を通じて募集。
Year 10(I/GCSE 1年目)は10月に募集を終了。Year 11では募集なし。
Year 12(A-Level 1年目)は10月に募集を終了。Year 13では募集なし。

School Data

〒277-0882 千葉県柏市柏の葉 6-2-5 (つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」下車)
+81-471-68-0536 
admissions@rugbyschooljapan.ed.jp
https://rugbyschooljapan.ed.jp/

学年Years 7 ~13 (11~18歳)
入学金(税込)500,000円
年間授業料(税込)4,500,000~5,500,000円
その他施設開発費、年間施設費など
全校生徒数140名 (うち寮生56%、通学生44%)
学期9月開始、3学期制
学寮有(週5日 2,900,000円~週7日 3,200,000円)

UWC ISAK Japan
ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパン

2014年に軽井沢に開校した、日本初の全寮制国際高校
ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)の加盟校
世界80ヵ国から集うさまざまなバックグラウンドの生徒とともに学ぶ
国際バカロレア認定校であると同時に、文部科学省認定の一条校

カリキュラム

開校から3年後の2017年に、「教育を通じて、人々や国や文化を結び、平和と持続可能な未来に貢献する」という教育理念のもと活動している教育機関、ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)に加盟しました。UWCは1962年に創設され、これまで全18のUWC校より6万人の卒業生が輩出されています。

本校の建学精神は、自ら問いを立てて考え抜き、困難な状況であってもポジティブに挑み、より良い時代を創っていくチェンジメーカーを育むことです。生徒は、10年生のプレIBプログラムと11~12年生のIBプログラム、クラブ活動、寮生活を通して、世界80ヵ国から集うさまざまなバックグラウンドを持つ仲間たちと触れ合い、自分と異なる価値観・考え方を受け入れ、異なった強みを活かしながら高め合うことを学びます。国際バカロレア認定校であると同時に、文部科学省認定の一条校であるため、生徒は卒業時に国際バカロレアと日本の高校卒業証明書の両方を授与します。

入学情報

 現在海外に住まれている日本国籍の方、日本に既にご帰国されている方も含め、出願資格を満たされていればどなたでも出願していただけます。 

出願
10年生入学のオンライン出願(1次選考)は、9月の第1週から受付開始、締切は12月の第1週。その後、1次選考を通過された方は、1月中旬~2月にかけて、オンラインでの面接とグループ選考。

キャンパスツアー 
ウェブサイトより予約可能。4月5日(金)、4月19日(金)、5月10日(金)
9月以降にもキャンパスツアーやオープンキャンパスを開催予定。
※上記開催日以外をご希望の場合は、必ず事前にアドミッションオフィスまでメールでご連絡ください。 

School Data

〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉 5827-136
+81-267-46-8623
admission@uwcisak.jp
https://uwcisak.jp/ja/

学年10~12年生
入学金(税込)300,000円
年間授業料(税込)6,156,000円(2024年度)
全校生徒数計200名
学期8月開始
学寮

Showa Women’s University Elementary School 
昭和女子大学附属昭和小学校 

共学の小学校として「国際コース」「探究コース」を新設
「国際コース」では英語イマージョン教育を推進。ケンブリッジ国際の導入も
「探究コース」では「言葉と体験」の往還による探究の学びを重視     非認知能力の育成も
昭和小学校アフタースクールがあり、隣接するテンプル大学、ブリテッシュスクールなど英語環境も充実

カリキュラム

学習指導要領に基づいた「国際コース」 
「英語を母語」とする子どものように英語に浸るイマージョン教育を行います。学校教育法の一条校(小・中・高等学校の卒業資格が得られる学校)における首都圏先駆のコースとして、グローバル社会に通用する英語教育で、世界基準の力を育みます。

ケンブリッジ・プライマリー導入へ 
「国際コース」では、国語や道徳・社会は日本語で学び、他の教科(全授業の約65%)は英語で活動します。ケンブリッジ国際による「初等教育プログラム」の導入により、世界に心をひらくグローバルマインドを育成します。
※一方、「探究コース」でも英語教育を充実。音楽・図工・体育の一部を専科教員と英語科教員が教える「e-MAP」や、教科連携で調理や実験を英語で実施し、小学6年では英語でプレゼンテーションができるレベルを目指します。

入学情報

学校説明会日程(予定)
事前予約制、詳細は本校ウェブサイトをご覧ください。 

校舎見学ツアー 
随時 説明会 4月14日(日)・5月11日(土)・6月15日(土)・  9月7日(土) 
※個別見学も可能です。直接お問い合わせください。

入試日程(予定)

出願時期    10月初旬
❶ 親子面接    10月の土・日 
※国際コースを希望される場合は、お子さまに対して英語でのやりとりがあります。
❷ 発育調査    11月初め

進学実績  女子は8割が附属中高へ進学、男子の主な進学先は以下の通り。

筑波大学附属駒場、青山学院、浅野学園、麻布学園、海城、学習院、暁星、 慶應義塾中等部・普通部、攻玉社、國學院大学久我山、栄東、巣鴨、成蹊、聖光学院、 東京農業大学第一、函館ラ・サール、法政大学第二、本郷、武蔵、明治大学附属中野、立教池袋、 立教新座、早稲田など。 大学は昭和女子大学(同大学・テンプル大学のデュアルディグリーを含む)、首都圏私立大など。

School Data

〒154-8533 東京都世田谷区太子堂 1-7-57
+81-3-3411-5114
https://es.swu.ac.jp/admission/

学年小学1~6年
入学金(税込)250,000円
年間授業料(税込)「国際コース」1,152,000円、「探究コース」660,000円
全校生徒数650名(2023年度) 
※24年度新設「国際コースは1クラス36名、新設「探究コース」は2クラス計60名
学期2期制、4月開始
学寮有(各研修で使用)

国内を代表するインターナショナルスクール・国際一条校(編集部調べ)

各校ウェブサイトなどを参考に作成。 詳しくは各校にお問い合わせを。

 学校名区分創立年主なカリキュラム・プログラム所在地 
1American School in Japan共学1902American Curriculum, AP東京都
調布市、港区
https://www.asij.ac.jp/
2Aoba-Japan International School共学1976IB, Original(Global Leadership Diploma)東京都
練馬区、目黒区、
文京区
https://www.japaninternationalschool.com/
3The British School in Tokyo共学1989British Curriculum東京都
港区、世田谷区
https://www.bst.ac.jp/
4Canadian Academy共学1913IB兵庫県
神戸市
https://www.canacad.ac.jp/
5Canadian International School  Tokyo共学1999Canadian Curriculum, IB(RYP)東京都
品川区
https://www.cisjapan.net/
6Columbia International School共学1988Canadian Curriculum埼玉県
所沢市
https://columbia-ca.co.jp/
7Christian Academy in Japan共学1950North American Curriculum東京都
東久留米市
https://caj.ac.jp/
8Fukuoka International School共学1972IB福岡県
福岡市
https://www.fis.ed.jp/
9Global Indian International School共学2002Global Montessori Plus, CBSE, IB, CLSP, IGCSE東京都
江戸川区
https://ja.tokyo.globalindianschool.org/
10Hiroshima International School共学1962IB広島県
広島市
https://www.hiroshima-is.ac.jp/
11Hokkaido International School共学1958
 
International Primary Curriculum(IPC),
International Middle Years Curriculum(IMYC), AP
北海道
札幌市
https://www.his.ac.jp/
12International School of the Sacred Heart
 
女子1908Original, AP東京都
渋谷区
https://www.issh.ac.jp/
13K. International School Tokyo共学1997IB, IGCSE東京都
江東区
https://www.kist.ed.jp/
14Kyoto International School共学1957IB京都府
京都市
https://plus.kis.ac.jp/
15Laurus International School of Science共学2001Original(Laurus Innovator Curriculum),
Cambridge Primary, Cambridge IGCSE
東京
都港区
https://laurus-school.com/
16Malvern College Tokyo共学2023IB ※Candidate School東京都
小平市
https://www.malverncollegetokyo.jp/
17Marist Brothers International School共学1951Montessori, American, IBDP兵庫県
神戸市
https://marist.ac.jp/
18The Montessori School of Tokyo共学2003Montessori東京都
港区
https://www.montessorijapan.com/
19Nagoya International School共学1964
 
IB愛知県
名古屋市
https://www.nis.ac.jp/
20New International School of Japan共学2001Original(Dual Language and Multiage Education)東京都
豊島区
http://newis.ed.jp/
21Nishimachi International School共学1949Original東京都
港区
https://www.nishimachi.ac.jp/
22Okinawa Christian School International
 
共学1957American Style、AP沖縄県
読谷村
https://ocsi.org/
23Osaka International School of Kwansei Gakuin共学1991IB大阪府
箕面市
https://sois.kwansei.ac.jp/
24Osaka YMCA International School共学2001IB大阪府
大阪市
https://external.oyis.org/
25St. Mary’s International School男子1954Original, IBDP東京都
世田谷区
https://www.smis.ac.jp/
26Saint Maur International School共学1872Montessori,
International Primary Curriculum(IPC), 
IGCSE, IBDP
神奈川県
横浜市
https://www.stmaur.ac.jp/
27St. Michael’s International School共学1946International Primary Curriculum(IPC)兵庫県
神戸市
https://smis.org/
28Seisen International School女子1962Montessori, IB東京都
世田谷区
https://www.seisen.com/
29Tohoku International School共学1988IB宮城県
仙台市
https://www.tisweb.net/
30Tokyo International School共学1994IB東京都
港区
https://tokyois.com/
31Tsukuba International School共学1992IB茨城県
つくば市
https://tis.ac.jp/
32Yokohama International School共学1924IB神奈川県
横浜市
https://www.yis.ac.jp/
33Phoenix House International School共学2021British Curriculum東京都
千代田区
https://www.phoenixhouseschool.org/
34Rugby School Japan 共学2023British Curriculum, I/GCSE, A level千葉県
柏市
https://rugbyschooljapan.ed.jp/
35Harrow International School Appi Japan共学2023British Curriculum, IGCSE, A level岩手県
八幡平市
https://www.harrowappi.jp/
一条校
36Okinawa AMICUS International 
沖縄アミークスインターナショナル幼稚園・小学校・中学校
共学2011学習指導要領
(English immersion education)
沖縄県
うるま市
https://www.amicus.ed.jp/
37MAKUHARI International School共学2009学習指導要領千葉県
千葉市
https://www.mis.ed.jp/
38Showa Women's University Elementary School(Global Course)
昭和女子大学附属昭和小学校 国際コース
共学1922学習指導要領, Cambridge Primary東京都
世田谷区
https://es.swu.ac.jp/
39UWC ISAK Japan共学2014学習指導要領, IBDP長野県
軽井沢町
https://uwcisak.jp/
40Jinseki International School共学2020学習指導要領,
International Primary Curriculum ※IPC申請中
広島県神
石高原町
https://jinis.jp/

2024年3月25日現在の情報です。最新情報は直接お問い合わせください。

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