特集記事
【特集】小学校進学を考える ~前編~


未就学児のご家族にとって「小学校進学」は、本格的な学びが始まる重要な節目です。海外在住のご家庭では、日本に帰国し公立・国立・私立校などへ進学するケースと、そのまま当地で進学するケースが考えられます。お子さまの年齢や教育歴、外国語の習得状況などによって、どの選択が最良なのかと迷うご家庭も多いと伺います。どの道を選んだとしても正解は一つではなく、お子さまの伸びしろを引き出すために、継続的なフォローと事前の情報収集が必要です。  今回の特集では、帰国生を積極的に受け入れる日本の学校や海外生が学ぶ在外教育施設の詳細をご紹介します。各校からは、豊富な経験をもとに幼児・学童期に大切な「日本語」「英語」の学習法についてのアドバイスも取材しました。ぜひ、ご覧ください。 

首都圏の小学校の動向は? 
24年特集はこちら

※誌面と同じ情報がPDFでご覧いただけます。↓

データで見る海外・帰国児童

海外在住の日本人の数は約129万人(2023年) 

1990年は62万人。コロナ禍で微減したものの、30年強で約2倍に増加

海外で日本人が多く住む都市トップ20 (2023年)

日本への帰国に向けて~小学校進学の基本~

日本の義務教育は、小学校1年生から始まります。海外に住んでいても保護者は日本国籍の子どもに対する就学義務があるため、将来帰国する可能性がある場合は、日本の入学制度を理解しておく必要があります。インターナショナルスクール・現地校からの編入なども含め、教育委員会や自治体に早めに確認しておきましょう。

❶ 公立小学校への進学

最も一般的な選択肢。住民票を置いた地域の学区にある学校に入学でき、授業料はかかりません。地域コミュニティとのつながりや、標準的な日本の教育を受けられることが利点です。
海外生活が長く日本語の読み書きや生活習慣に不安を感じるご家庭は、スムーズな学校生活のために、事前に日本語や学習の基礎などについて把握しておきましょう。

日本国籍で「日本語指導が必要な児童生徒」も公立校で増加

❷ 私立・国立小学校への受験

首都圏や関西を中心に、特色ある教育プログラムを実施する私立・国立小学校などもあり、帰国生の受け入れも行っています。帰国生を対象にした取り組みや編入制度については、各校の詳細を早めに確認しましょう。 

❸ 滞在国の日本人学校という選択  

海外で「日本の教育」を受けたい場合には、文部科学省の指導要領に基づいた「日本人学校」への進学が選択肢になります。また、現地校やインターナショナルスクールに進学しながら、定期的に国語などを学ぶ「補習授業校」も考えられます。 

 

未就学児・小学生の保護者に聞きました。

■ 帰国後の戸惑い・感想は?

「生活」

●海外ではスクールバスで通学していたため、一人での電車通学がとても不安でした。 
●小学校の編入試験が冬にあり、温暖な気候に慣れている子どもには試験当日の寒さがとてもこたえました。 
●学校の「上履き」という概念がわかっておらず、土足で校舎に入ろうとしてしまい慌てました。 
●季節やその日の天候に合わせて服装を調整する経験がなかったため、今でも苦労しています。 
●キャンティーンで買う習慣があったため、帰国後、学校帰りに自動販売機で飲料を買ってしまい学校から電話がありました。

「日本語」

●街中の掲示などには、日常会話では使われない難しい漢字・言葉が多く、子どもが理解できず戸惑いました。 
●「まごころ」とは何かとか、「真っ赤な嘘」は「なぜ赤なのか」と聞かれ、説明が難しいと感じました。 
●「いっちょまえ」など、フランクな言葉は勉強では習わないので、逆に意味がわからないことが多かったです。 
●日本語には、オノマトペ(擬音語・擬態語)が多く、一朝一夕ではなかなか身につけることができませんでした。「ちゃっちゃと」って何?と言われたことも。

「英語」

●海外で身につけた英語を忘れないように、英語保持の塾に通いたかったのですが、当初は日本の生活に慣れるので親子ともに精一杯でした。 
●帰国直後は英語が「できる気」になっていましたが、あっという間に忘れてしまい、英語保持の難しさを痛感しました。 
●英語を続けたくても「英語の本」が手に入りにくく、英語の動画やSNS配信に助けられました。

■ 帰国して良かったことは?

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CANADIAN ACADEMY 

国際都市 神戸で110年の歴史 3~18歳までの 国際バカロレア(IB)一貫校

関西地域の中心神戸にある本校は、その地のりを生かしたさまざまな文化的・学問的な体験を得ることができ、世界をリードするインターナショナルスクールとしての評価を確立しています。優れた教育者たちのもと、3~18歳まで一貫して国際バカロレア(IB)を提供し、生徒たちが生涯にわたり学びへの情熱を育むことに尽力しています。

110年の伝統と、 未来を見据えたグローバル教育

学園長 Lindsey Berns

 本校は、思考を刺激し思いやりの心を育むことを大切にし、価値観に基づいた温かい環境の中で、世界水準の教育プログラムを提供しています。国際バカロレア(IB) プログラムを全学年で採用しており、 生徒たちに深い「探究心」と「振り返る力」を育むことで、国際社会で活躍できる「グローバル人材」を育成しています。

帰国生も安心、英語や日本語の学習をサポート

 帰国生や転入生など、さまざまな背景をもつ生徒の学習を親身にサポート。小学部では週4コマの「日本語」の授業があり、母語を確立するクラスも設置。言語サポートの担当教員がクラス担任や教科教員と連携し、生徒一人ひとりへの学習サポート体制が充実。

国際バカロレア(IB)で「好奇心」と「探究心」を育む

 本校が重視しているのは、生徒の「自ら学ぶ力」。生徒自らが学習の目標を立て、進度を振り返りながら主体的に学ぶ。仲間との協働を通じて、リーダーシップや奉仕の心を養い、創造的な活動にも積極的に取り組む。幼少期からお互いの多様性を認め合い、さまざまな知識や意見を共有しながら、生徒の「主体性」や「好奇心」「思いやりの精神」を育んでいく。

広大なキャンパスと最新の設備で理想の教育環境を実現

 学びに最適な環境を提供するため、図書館や小学部の教室、理科室など、近年さまざまな施設をリノベーション。すでに美術室、音楽室、体育の教室の改装のほか、ダンススタジオなどは最新の設備に。生徒が安心して学び、ポテンシャルを最大限に発揮できる比類ない学習施設を完備。

 

入試日程・概要

出願期間:9月から1月まで(8月の新学期に向けて) その後も空き状況に応じて随時受け付け。 英語での面接と、年齢や学年によって算数や英語の読み書きの試験あり。 

転入・編入

随時受け入れ。

学校説明会日程(予定)

学校見学は随時行っております。 詳細はウェブサイトよりお気軽にご予約ください。

School Data
CANADIAN ACADEMY 神戸
〒658-0032 兵庫県神戸市東灘区向洋町中 4丁目1 
+81-78-857-0100
+81-3-6722-6310
https://www.canacad.ac.jp/
 

啓明学園初等学校 

「国際プログレスクラス」や 「英語特進クラス」を設置し 国際生を歓迎

 緑豊かな環境の中で、日本で生まれ育った児童とさまざまなルーツを持つ国際生が、互いの文化にふれ合いながらともに成長していきます。

教育活動の基本は「子ども未来ファースト」

校長 佐川 康博

 全ての「学び」は今日、明日のためだけでなく、子どもたちが10年後、20年後以降も充実した毎日を送るためのものでなければなりません。先の見えにくい時代だからこそ、仲間と考え論じ合う中で自ら根拠ある選択ができることが必須です。本校では、より質の高い「インプット」「アウトプット」を追究する「学び合い」を重視しています。  約3万坪のキャンパスには手つかずの森があります。一年生は「森あそび」という名の「森学び」を行います。さまざまな体験から子どもの豊かな発想を引き出し、より深い学びへと興味・関心をくすぐり、探究欲に溢れた日常を作り出しています。バランスの良い「論理的思考」は、ここから始まります。 

日本語の力に合わせた「国語」「算数」の取り出し授業

 「国際プログレスクラス」では、子どもたちのこれまでの言語環境を踏まえ、一人ひとりの日本語の力に合わせて学びの基礎となる「国語」「算数」の取り出し授業を実施。無理なく一人ひとりに合った学習による習熟を目指し、「ホームルームクラス」での「国語」「算数」へとつなぐ。

英語をさらに発展させる「英語特進クラス」

 これまでの生活で身につけた「英語力」を維持・整理し、さらに発展させる。全ての学年が「特進αクラス(英語圏の学校・学齢レベル)」「特進βクラス(英語圏の学校・学齢を目指すレベル)」※「スタンダードクラス」の3つに分かれて学ぶ。
※「特進」とは「特別進度」の略。

奥行きのある学びを実現する「ホームルームクラス」

 感受性が高い小学校時代だからこそ、日本で生まれ育った児童と国際生がお互いの文化にふれ合い、遊びや学びの中で心身ともに成長していく。特色ある学びは以下の通り。  

● 「真の読解力」の追究と「三点セット」  
国語の授業を中心に、「真の読解力」を追究。「インプット」したものを自分の中で考察・理解し、自分の言葉や表現で書き説く「アウトプット」の力を育成。全学年で、「主張」「根拠」「理由付け」の三点セットでの読解力と説明・言及する力を養い、思考言語の幹として、「ことば」(日本語)を育てる。  

「知力」の伸長を意識した学び  
「何を学ぶか」よりも「どう学ぶか」を重視。各教科の学びや活動の中で、疑問を持ち、考え模索し、発見・検証した上で理解する「知識・技能」を習得する。子どもたちが頭をフル回転させながら体得した、想像力や創造力、洞察力や判断力などの力を「知力」と呼び、その「知力」の伸長を目指す。  

学びの集大成「卒業論文」への挑戦    
「知力」を結集した学びの集大成として、6年生では「卒業論文」に取り組む。自分が夢中になっていることを歴史的・科学的・世界的・未来的視点を持って探究し、自分ごととして「次なる課題」を見いだしプレゼンテーションで伝える。友人の考えやプレゼンテーションから新しい視点を得る。 

 期間は一年半をかけ、自らのこだわりを探究。初等学校の20名弱の教員がそれぞれ専門に分かれ、ゼミ方式で担当。長期休暇中には研究取材などにも挑戦し、最終的にはA4サイズ40~80ページの論文にまとめ、各自4分半のプレゼンテーションを行う。

入試日程・概要

2026年度入学者 新入生用

第1回    25年11月1日(土)    実施済み。(募集人数男女合計約50名) 
第2回          11月15日(土)    実施済み。(若干名) 
第3回            12月5日(金)    保護者・受験者の面接     
                6日(土)    考査(募集人数 若干名) 
学び創造コース:日本語による面接・個人作業・集団行動 
英語特進コース:日本語または英語による面接・個人作業。     
        日本語による集団行動には、英語サポートあり。
        英語の口頭設問あり。 

国際編入試験

第1回    7月実施済み 
第2回    12月(出願期間終了) 
第3回    26年3月5日(木)保護者・受験者の面接、9日(月)考査 
随時試験:日程要相談 
国語・算数、日本語または英語の作文、日本語の面接、体験授業活動。 

※上記の日程で帰国困難の方はご相談ください。 
※編入学日はご相談にて決定しますが、合格発表日より最大6ヵ月以内となります。
国際編入用ウェブサイト web https://www.keimei.ac.jp/global/primary/information/

学校説明会日程(予定)

個別見学は随時受け付け中。26年3月初旬 新年度用学校説明会
説明会・公開イベント 

啓明学園初等学校/中学校/高等学校
東京都昭島市拝島町5-11-15
拝島駅・八王子駅よりスクールバス
kokusai_info@keimei-std.jp
https://www.keimei.ac.jp/
 

昭和女子大学附属昭和小学校

日本の小学校(一条校)初の ケンブリッジ国際認定校

女子児童のうち8割が附属中学・高校へ進学
男子児童は首都圏の私立中学などへ進学。

 『世の光となろう』というスクールモットーのもと、子ども園・小学校は共学、中学・高校・大学は女子の一貫教育を提供しています。2024年の小学1年次から、英語イマージョン教育を実施する「国際コース」と、探究学習の伝統と充実の英語教育を行う「探究コース」の2コースが新設されました。日本語と英語での確かな読解力・思考力と、世界で活躍できる表現力・発信力を育成し、主体性を使い「自分リーダーシップ」※を発揮できる子を育みます。
※何があっても、どんな場面でも、自分の良さや可能性を信じ、自他の向上のために影響を与え、  ともに高まり合って自らの生き方を作っていく力。

授業の6割を英語で学ぶ「国際コース」

学習指導要領と親和性が高く、世界的に実績があるケンブリッジ国際を採用。国語・道徳・社会は日本語で、算数やその他の科目は少人数制で「英語イマージョン」教育を行う。1クラス36名に、バイリンガルの日本人教員1人、外国人教員2人の3人担任制。

国際コース1日の時間割例

教科を横断した創造的な学び、英語も充実「探究コース」

 「言葉と体験」の往還を重視し、STEAMS教育※を進め、今後のAI社会に必要なスキルやリテラシーを養う。音楽・図工・体育を日本語と英語で指導する「e-MAP」や他教科連携学習で、英語教育も一層充実。児童主体で行われる「昭和っ子の研究」(総合学習)や、宿泊体験学習では、協調性・粘り強さ・行動力・創造性など幅広い非認知能力を育成。 

昭和小学校アフタースクール(学童保育)

学園の充実した施設を活用しながら、経験豊かなスタッフのもと昭和小学校の教育方針を踏襲して児童の能力と個性を伸ばす。

構内には、The British School in Tokyo SHOWAやテンプル大学ジャパンキャンパスなども。

Lead  yourself  「自分リーダーシップ」で 豊かな成長を支えます

校長 前田 崇司

 近未来を含めたこれからの時代を見据え、本校ではさらなる進化を目指し新たな実践に取り組みます。リーダーシップ教育を基盤に、低学年からの英語教育の拡充やSTEAM教育の推進など、先駆的なカリキュラムに取り組みます。

昭和小学校は 「国際化」を加速します

昭和女子大学 総長 坂東 眞理子

 昭和小学校は2024年から「探究コース」と「国際コース」がスタートしました。どちらのコースも世界で通用する人材となるため、国語の読解力や表現力など日本人としての教育もしっかり行います。グローバルに活躍する人材を育てるさまざまな体験、学習の機会を充実させていきます。

学校説明会日程(予定)

事前予約制、詳細は3月以降本校 ウェブサイトをご覧ください。 
校舎見学ツアー    随時 
説明会・体験授業    4月・5月・6月 
説明会・個別相談会    9月 
※個別見学も可能です。直接お問い合わせください。 

入試日程(予定) 

出願時期    10月初旬 
❶ 親子面接    10月の土日    
※国際コースを希望される場合は、お子さまに対して英語での面接があります。 

❷ 発育調査    11月初め

定期的に開催 「私立小学校ウェビナー」にも ぜひご参加ください。
11月28日(金) 日本時間 18:00~
詳しくはこちら

昭和女子大学附属昭和小学校
〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57
phone: +81-3-3411-5114
 

聖心女子学院初等科  

世界32ヵ国に姉妹校が広がる 創立117年の伝統校が、 転入・編入を迎えます。

自然豊かなキャンパスでは、120年の歴史を持つ国際教育を展開し、初等科5年生から国内外の新入生24名を募集しています。 

教育は子どもの未来への贈り物

校長 藤原 恵美

聖心女子学院は世界32ヵ国に姉妹校のある小・中・高一貫のミッションスクールです。女子の発達段階を踏まえ、12年間を3つのステージに区切る「4-4-4制」を実施し、教育方針「魂を育てる  知性を磨く  実行力を養う」のもと全人教育を進めています。未来を担っていく子どもたち一人ひとりが、自分はかけがえのない存在であることを知り、それぞれに与えられたタレントを引き出し、それを十分に伸ばし、ともに高め合う教育を目指しています。

新入生(初等科5年)約24名が加わる「セカンドステージ」

中学入学のタイミングではなく初等科5年生から、ゆとりある「8年間の一貫した中等教育」を実施。中・高等科生とともに朝礼・行事など日々の学校生活を行い、未来の自分の姿を思い描きながら成長する。

充実した英語・国際教育

世界32ヵ国に広がる姉妹校ネットワークを生かし、年間15校以上の短期および長期交換留学に多くの生徒が参加。姉妹校からも多くの留学生が来日し、在校生の家でホームステイをする。校内では各国の留学生とすれ違う機会が多く、世界のことがいつも身近に感じられる環境。English Day、クリスマスウィッシングなど、多彩な行事の中でも「生きた英語力」を自然に身につけることが可能。 

初等科1年生    :聖心インターナショナルスクールへの訪問 
5年生       :オーストラリアの子どもたちとオンライン交流 
6年生       :TOKYO GLOBAL GATEWAY訪問 
中高等科       :「模擬国連」サークル活動を通して、毎年2チームが全日本大会を目指す。 2022年と23年には全米大会参加校に選出。米国サンディエゴ大学主催の”The Teen Innovation Challenge 2025”では、高等科2年生のチームが考案したSDGsに対する取り組みを評価され、”Most Local Impact Award”(地域に最も貢献した賞)を受賞。 

英語で交流する「メディア・ラウンジ」を新設

英語力・国際性に強い本校に、全児童・生徒の英語力を一層高める環境が誕生。新校舎では、初等科から高等科までの英語の授業が同じフロアで行われ、児童・生徒たちが英語で楽しみながら交流できる「メディア・ラウンジ」が設置される。快適な空間で、誰もが英語と日常的に触れ合える空間を創ることを目指す。

体験重視の「理科教育」と横断的な学び

校内の豊かな自然環境の中で1人1台の実験・測定器具などを使い、体験を重視した探究学習を展開。24年度より、学院敷地内で養蜂活動をスタート。「ミツバチ」の体の観察にとどまらず、社会では養蜂産業について調べたり、算数では蜂を題材にして問題を作ったり、教科横断的な学びが広がる。近年は、理系の進路を目指す生徒も多くなり、幅広い分野で活躍。

進路実績

理系、医・歯・薬が全体の40%。早・慶・上智に49%の生徒が進学。 

進路・合格実績
※姉妹校推薦(聖心女子大学)を除く卒業生72名の内訳 

〈国公立〉    東京大学2名、九州大学1名、東京海洋大学1名、千葉大学1名  他2名 
〈私立大学〉    慶應義塾大学25名、上智大学23名、早稲田大学15名、     北里大学5名、順天堂大学5名、国際基督教大学1名、東京理科大学6名、     東京薬科大学3名、岩手医科大学1名、東京慈恵医科大学1名、東京歯科大学1名、     日本医科大学2名、多摩美術大学4名、武蔵野美術大学3名、海外大学1名  など 

入試日程・概要

5年転入・編入  

募集人数  初等科5年女児 約24名
出願期間:25年11月05日(水)~12月18日(木) インターネット出願 
願書受付:25年12月16日(火)~18日(木) 当日消印有効 
入学試験:26年1月17日(土) 
試験科目:国語・算数・「活用力をみる作文(日・英 選択可)」
※面 接 :親子面接・グループ面接 

※本校では、世の中で起きている出来事に興味関心をもち、自分の考えをしっかりと伝えることを目的に作文指導を行っています。「活用力をみる作文」の試験では、子どもたちの身近で起きている事象を読み取り、自分の考えを書きます。作文は、日本語と英語の選択ができます。 

初等科1~4年生
欠員がある場合、各学年若干名募集。募集がある場合は本校サイト 「お知らせ」に掲示
※25年は7月に1~5年実施。

学校説明会日程(予定

初等科1年    26年6月06日(土)・09月05日(土) 
初等科5年転・編入/中等科1年帰国生    6月20日(土)・11月14日(土)

卒業生より

医師・研究者 コーネル大学 
Center for Global Health 
上級研究員  羽場 菜生さん

低・中所得国での医療の発展を目指す「Global Health」という分野で働くきっかけとなったのは、聖心で培われた「グローバル社会の一員である」という当事者意識からです。高等科時代にタイの小学校やスラムを訪れる体験学習で目の当たりにした医療環境に衝撃を受け、「自分には何ができるのだろうか」と問い医師になりました。現在は、子どもの医療を改善するための研究に従事し、各国の多様な背景を持つ人々とともに仕事をしています。「他者のために惜しみなく働く心」を育てることができた、聖心での12年間に感謝しています。

聖心女子学院初等科
http://www.tky-sacred-heart.ed.jp
〒108-0072 東京都港区白金4-11-1
TEL: +81-3-3444-7671
 

森村学園初等部 

森の中で未来の力を育む 伝統の私立共学小学校

 東京ドーム約1.8個分の広大な敷地の中で豊かな自然と先進的な学びが調和し、教育の三本柱である「ランゲージ・アーツ」「英語教育」「ICT教育」を展開しています。

「楽しい」から始まる、未来を切り拓く力

校長  時川 郁夫

本校では、子どもたちが「楽しい」と感じる瞬間を何より大切にしています。その「楽しさ」こそが、自ら考え、選び、行動する力「エージェンシー」※1を育む原動力です。好きなことに夢中になり、仲間と協力しながら挑戦する中で、子どもたちは「自分で動ける」自信を育てていきます。その様子はInstagram※2やウェブサイトで発信しています。日本にお越しの際は、緑あふれる森村のキャンパスで、子どもたちがいきいきと学ぶ姿をご覧ください。
※1 OECDで提唱する「目標を設定し変革する力」 ※2 instagram morimura_shotobu 

感性を磨く、自然に包まれた学びの環境

校舎の外には四季折々の森が広がり、子どもたちは自然の中で感性を育み、思考を深める。創立以来、男女がともに学ぶ環境を大切にし、各学年は男女ほぼ同数。私立小学校としては珍しい共学校で、多様な価値観を尊重し合う力を育成。

多様な仲間と広がる、ダイナミックな学びの体験

神奈川県内最大規模の私立小学校として、大人数ならではのダイナミックな教育活動を展開。一方で算数や英語は少人数制で丁寧に指導し、水泳学習や自然体験など心と体を育てる教育にも注力。学び合い、助け合う中で、子どもたちは主体的に成長する。

言葉・英語・ICTで、世界とつながる学びを

「ランゲージ・アーツ」では論理的に考え、言葉で表現する力を養う。英語教育では、British Councilの講師2名と日本人英語専任教諭が協働し、歌や会話、プレゼンテーションを通して「生きた英語」を学ぶ。ICT教育では1人1台のiPadを活用し、プログラミング教材「Micro:bit」などで創造的な学びを展開。Apple Distinguished Educatorの教員による先進的な授業が、思考力と表現力を伸ばす。

入試日程・概要

2027年度新1年生の日程は4月にウェブサイトで公開。 
出願:8月下旬よりウェブサイト内のミライコンパスで受け付け。 
入試:10月下旬、保護者面接は10月上旬を予定。募集:約85名

転編入に関する情報 ※2025年度実施のものです

学校説明会:25年度は、第1回 5月、第2回 9月  
授業公開:6月 
展覧会:11月29日(土)、30日(日) 
学芸会:26年3月1日(日) 
運動会:5月  

森村学園初等部 
web https://www.morimura.ed.jp
〒226-0026   神奈川県横浜市緑区長津田町 2695 
phone+81-45-984-2509  

Laurus International School of Science
ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンス

日本で唯一のサイエンスインターナショナルスクール プリスクールから高等部までの一貫教育

少人数精鋭による探究型・プロジェクトベースのカリキュラムで、グローバルに活躍できる人材を育てます。

未来のイノベーターを育成 日本でも数少ない ケンブリッジ大学国際教育機構 
(ケンブリッジインターナショナル)認定校

校長  Donna van Heyningen

本校は、日本で唯一の「サイエンス・インターナショナルスクール」として、最新鋭の施設を有し、各分野のプロフェッショナルである教員たちが生徒たちを成功へと導いています。2025年9月には高等部が開校し、IGCSE・A-Levelsに向けた学習に向けスタートしました。カレッジカウンセラーもおり、海外大学進学に向けて羽ばたく生徒を全力でサポートします。

イノベーターを育成する「理系に強い教育」

21世紀において、子どもの潜在能力を最大限に引き出すために不可欠なSTEM教育。早いうちから実験や探究型学習を通してサイエンス思考へと導く。

国語/日本語 の授業も充実。

本校独自の「STEMカリキュラム」と 「ケンブリッジ国際カリキュラム」

科学の視点でSTEM分野での競争力を身につけさせると同時に、バランスの取れた教育を提供。独自のカリキュラムと学習アプローチは、クリティカル・シンキング、情緒・社会性、健康な身体を育む。

一人ひとりに合わせたプロジェクトベースの学習と指導

教室での授業に加え、サイエンスや芸術など生徒が情熱を持つ分野を探究する機会とリソースを提供。生徒一人ひとりの興味や好奇心に沿ったプロジェクトに取り組めるよう、メンターシッププログラムやさまざまなアクティビティを用意。

入試日程・概要

新学期:9月 
試験内容:英語・算数の学力考査と保護者面接 10月上旬に考査を実施。 
3月で卒業したお子さまは、新学年が始まる9月まで初等部で行われる「準備コース」に参加し9月を迎える。

学校説明会日程(予定)

5~6月に翌年9月から初等部に進学を希望される方を対象とした説明会を実施。現在は個別に実施。 
スクールツアーをご予約いただき本校にお越しください。 

転入・編入

随時。まずは、ご入学希望の学年に空きがあるかお問い合わせを。

Laurus International School of Science
ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンス web https://www.laurus-school.com/ja 
〒108-0014   東京都港区芝 4丁目1-30 芝国際ビル 7-10階 
phone+81-3-6722-6310 
 

シンガポール日本人学校小学部

異文化を知り、世界と響き合う学び

ウレメンティ校
チャンギ校

シンガポール日本人学校は、小学部としてクレメンティ校とチャンギ校の2つのキャンパスがあります。「豊かな国際感覚を持ち、世界の人々とつながろうとする人材の育成」を目指しています。  学習面では、日本の教育を基盤に「グローバルな学び」を提供しています。  教育内容は全て日本文部科学省の定める学習指導要領に則っており、シンガポール共和国の諸法規を尊重した教育が行われています。日本語による教育を行うことを目的としていますが、英語教育も重視し、ICT 教育も盛んに行われています。 

充実した日本型教育

日本と同じカリキュラムを実施しており、海外にいながらも日本での学びとズレなく学習を継続することが可能。当地企業への訪問や出前授業も充実しており、日本の学校では見聞きすることが少ない、企業活動に触れる機会を豊富に提供。

未来につながる英語力を身につける

「日本人学校でも英語力がついた」という声が聞こえるほど、英語教育に力を入れている。ネイティブ教員による少人数制での授業形態を取っており、週3回の授業を通して「聞く・話す・読む・書く」の4技能を学ぶ。日本から来たばかりのお子さまでも、基礎から段階的に楽しく英語学習に取り組むことが可能。

「日本文化×海外経験」で広がる視野

日本だけではなく、当地の歴史や文化についても学年に応じた学びを行っている。現地校との学年間交流やホームステイ、史跡や博物館などの見学を通して、「日本人としてのアイデンティティ」を育むとともに、国際的な視点や感覚を養う。 

多様な文化に触れる国際社会で 生きる力を養う

左    : 富山 校長(中学部) 
中央: 島田 校長(クレメンティ校) 
右    : 松越 校長(チャンギ校)

本校は、日本の教育課程に基づいた学びを海外で実践しながら、子どもたち一人ひとりの可能性を丁寧に育んでいます。日本と同じカリキュラムのもとで学びの継続性を保ちつつ英語力を身に付け、現地日系企業や現地校との交流を通して、国際社会で生きる力を養います。また、日本文化とシンガポールの多様な文化に触れる経験を重ねることで、広い視野と豊かな感性を備えた子どもたちの成長を支えていきます。

入試日程・概要

入学にあたっては、当地滞在ビザ取得など、さまざまな要件を満たす必要があります。 また、インターナショナルスクールなどからの転校の場合は、編入学試験があります。詳しくは、学校ウェブサイトをご確認ください。 

 

シンガポール日本人学校小学部
web https://www.sjs.edu.sg/
〈クレメンティ校〉 
95 Clementi Road, Singapore 129782 
TEL:+65-6775-3366
〈チャンギ校〉 
11 Upper Changi Road North, Singapore 507657 
TEL:+65-6542-9600 

Springが海外生・帰国生を歓迎する小学校に聞きました。
海外で「日本語」「英語」の力を、 どう育む?~未就学児・小学生だからこそ大切な「言語能力」~

海外在住のご家族にとって、お子さまが多言語環境で「どのように日本語を維持し、英語も習得するか」は常に関心が高いテーマです。一方で、「母語の確立」「英語との両立」には悩むことでしょう。そこでSpringでは、国立・私立・インターナショナルスクール・在外教育施設の小学校に、未就学児・小学生時代に育てたい「言語能力」について伺いました。

お茶の水女子大学附属小学校

濱 雪乃 教諭

日本語 会話を厭わず楽しい経験を

日本での⼩学校⽣活をスムーズに始めるために、日本語で話したり書いたり会話したりすることを厭わず、日本語での楽しい経験を積んでおきましょう。  また、入学後を想定し、「何を、いつするか」といった見通しを立てて、興味あることにじっくりと取り組む時間を確保すると良いと思います。長期休暇中には、普段はできない視野の広がる体験にも挑戦してください。

英語 言葉を使って人と心を通わせる喜びを

未就学児期だからこそ、「母語の発達とのバランスをどう取るか」「言葉を通して世界をどのように感じ取るか」ということを大事に考えながら向き合いましょう。大切なのは、「英語力」に限らず「言葉を使って人と心を通わせる喜び」を感じることであると考えます。積極的に現地の方々と交流する機会を設け、その後は親子で振り返り(リフレクション)を行い、交流の輪を広げていきましょう。

啓明学園初等学校

佐川 康博 校長

日本語 体験から「思考言語」を

 この学齢期だからこそ机上でのアプローチだけではなく、実生活の中で言語を使うことが大切です。さまざまな活動の中で、楽しさや悔しさなどの感情を言語で表現できるようになり、その体験を蓄積することで「思考言語」を支えることができます。そのうえで「思考言語」を培えるように学習をしていきます。  また、小学校生活をスムーズに始めるために最も大切なのは、「聴く」力です。「聴く」とは、ただ耳に入ってくる「聞く」ではなく、他者の話を「自分だったら、こう考える」と自分ごととして思考しながら耳を傾けることを意味します。 

英語 「思考言語」は早期に決定を

 幼少期は「Nursery Rhyme(童謡)」をたくさん歌ってみましょう。独特の英語のリズムや言い回しの繰り返しが、ゆったりと幼児の心身にも入っていきます。この「心身に入る」という感覚が、アウトプットする力につながります。  言語は思考の幹と言えます。ぜひ、「思考言語」が日本語なのか英語(あるいは他の言語)なのかを早期に決定し、それを幹として大事に育てていきましょう。中途半端にあっちもこっちも…と、どっちつかずの状態になるのが一番危険です。「思考言語」が育たないと、論理的思考力も育たないからです。

昭和女子大学附属昭和小学校

前田 崇司 校長
国際コース担当 近藤 真司 先生
探究コース担当 富永 剛 先生

日本語 日本人としての感性が宿る言葉に注目を

「正しい日本語」を親子で「目を見ながら」話してください。未就学児のご家庭におすすめなのは「お風呂での5分間おしゃべりタイム」です。一日を語り合う時間は、日本語の習得だけでなくお子さまの小さな変化にも気づく大切なひとときになるでしょう。  また、日本語には、日本人としての感性が宿っています。例えば「花が咲く」だけでなく「花がほころぶ」という表現があるように、日本語には森羅万象への観察眼や長い歴史に裏打ちされた日本人らしさが宿る言葉がたくさんあるので、それらの言葉に注目して、お子さまとお話をしてみてください。

英語 積極的な働きかけと地道な努力を

幼児期は「体験」を通じて言葉を習得していきます。また、本の読み聞かせにより、日常生活では使われない言葉に親しむことができます。言葉の力がつくことで「考える力」が深まります。このプロセスは日本語でも英語でも同じです。例えば、「桃太郎」を読み聞かせすることで初めてお子さまが「鬼退治」という言葉と巡り会うように、英語でも読み聞かせが語彙力向上には効果的です。帰国後は、学校に通えば自動的に英語力が向上する訳ではありません。保護者による積極的な働きかけと地道な努力が必要となります。

聖心女子学院初等科

藤原 恵美 校長

日本語 年齢より上級の言葉での対話を

日常の「対話」が大きく影響するため、お子さまの年齢より少し上級の言葉を織り交ぜ、語彙を豊かにしましょう。また、質問することで、さまざまな視点を持ち、論理的な思考を体得します。力を伸ばす帰国生に共通することは、「論理的な思考」が身についていることです。「なぜ?」と考えながら学ぶことは、「暗記」だけの学びよりも確実な習得となります。  また、本を読むことで新しい世界を知ることができ、語彙力や表現力、思考力や理解力なども伸びていきます。「繰り返し読む」ことで、読む度に新たな発見もあるでしょう。

英語 「世界をもっと知りたい」という意欲を

「世界をもっと知りたい」「世界の人と話したい」と夢が膨らんだ子どもたちは、英語学習にも積極的になっていきます。  本校では、世界の出来ごとに関心を持ち、互いに話し合い、調べ、分かち合う機会が多くあります。おにぎり弁当にして、おかずの分のお金を募金する「ハイチデー」を行い、海外で活動する聖心会のシスターを通じてハイチやアフリカ、フィリピンなどの子どもたちを支援しています。また、一人ひとりの力が合わさると大きな力となることを知り、次の取り組みへと繋がっていきます。

CANADIAN ACADEMY

木村 愛 
Director of Marketing, Communications and Alumni Relations 

日本語 文化や人々との出会いを

海外と日本では、学校での過ごし方もさまざまな違いがあります。日本の学校と海外の現地校・インターナショナルスクールの違いを親子で話し合いましょう。授業の運びやテクノロジーを使用しての勉強、給食や部活など身近なトピックに着目して話すことで、語彙も広がると思います。  また、幼少期にはご家族で好きな本のシリーズを読み、感想を語り合いましょう。「ぐりとぐら」や「かいけつゾロリ」、「よみとく10分シリーズ」などがおすすめです。長期休みには、機会があれば日本の国内旅行もしてみましょう。「国際人」のご家族だからこそ日本の魅力に改めて気づき、そこから歴史や文化に興味を持つことができるでしょう。旅先で出会った人々との会話を通して日本語力の維持・向上にもつながります。

英語 「常に」「長期間」の取り組みを

子どもの脳は、スポンジのように言葉を吸収し、そしてすぐ忘れてしまうものです。お子さまが好きなプレイグループ、水泳、ダンスなどを通じて、可能な限り毎日英語に触れましょう。英語の習得は短期集中ではなく、「常に」「長期間」取り組むことが重要です。幼少期の記憶は忘れがちなため、英語での楽しい思い出を一緒にたくさん作り、話し合いましょう。「何をやったか」よりその時の気持ちの方が記憶に残るため、「どう楽しかったか」などを話し合い、記憶に留めると良いでしょう。

マルバーン・カレッジ東京 

小谷 有希 Head of Japanese

日本語 楽しみながら毎日続ける方法を

「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランス良く、「楽しみながら毎日続けること」が基本です。ご家庭での会話に加え、日本語で交流する場に参加したり、アニメ・映画から報道番組まで幅広いジャンルを親子で視聴してみましょう。方言や丁寧語などに触れ、語彙力や表現力の向上にもつながります。  「書く楽しさ」は、家族との交換日記や物語作り、日本の友だちへの手紙・メールなどで感じられるでしょう。「毎日の読み聞かせ」も有効です。物語について話し合うことで、理解力や表現力が育ちます。漢字の学習でも、漢字の神経衰弱やしりとりなど、遊びの要素を取り入れて継続しましょう。

森村学園初等部

時川 郁夫 校長

日本語 「響き」と「表現」に親しみを

家庭での会話や日本の昔話の読み聞かせを通して、日本語の響きや表現に親しむことが大切だと思います。「聞く力」や「言葉の感性」を育てておくことで、帰国後の学びに自然に溶け込めると思います。

英語 「学ぶ」より「感じる」ことを

幼い時期は、英語を「学ぶ」より「感じる」ことが大切です。遊びや会話を通して言葉に親しみ、肌や目の色が異なる人とも自然に関わる経験が、国際的な感性と豊かな心を育てます。

ローラス・インターナショナルスクール・ オブ・サイエンス

Donna van Heyningen 校長

英語 コミュニケーションと学術のための英語を

学校生活を英語で行うインターナショナルスクールで必要な、「コミュニケーションとしての英語力」と「学術的な英語力」を身につけることを意識しましょう。たとえ日本人同士でも校内でのコミュニケーションは英語で、国語以外の授業は全てネイティブ・スピーカーの外国人教師が英語で指導しています。「学術的な英語力」を身につけることは、英語で専門的な情報を収集し、STEMや起業家精神など世界で活躍するイノベーターとしての素地を養うことにつながります。 

シンガポール日本人学校小学部

左:富山 校長(中学部) 
中央:島田 校長(クレメンティ校)
 右:松越 校長(チャンギ校)

日本語 日常生活を過ごせる会話力を

小学1年生では1年間の学習の多くを「国語」に費やし、学年が上がるにつれて他教科への時間割配分が増えていきます。「国語」は、さまざまな教科を学ぶ上で基本となる教科です。日本語でのスムーズな会話に支障があると授業についていけず、その他の学習にも遅れが生じます。学校生活が始まるまでには、日常生活のほとんどを日本語で過ごせるようになっておく必要があります。

英語 当地での社会体験を

言語の獲得においては、さまざまな考え方があります。シンガポールでの滞在が一時的で将来は日本の学校に戻るのであれば、日本の教育課程を継続することが進路選択においてとても重要です。加えて、当地の公用語を通した体験や文化理解は、お子さまの国際感覚の醸成や諸外国の方々とコミュニケーションを取る際の自信につながります。「英語力」だけでなく、日々の生活そのものに目を向け、外出時には「英語を使った社会体験」をおすすめします。

特集「小学校進学を考える~後編~」は 2026年1月10日からウェブサイトにて掲載予定!ぜひ、お楽しみに。

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