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海外在住の日本人ご家族にとって、小学校進学は将来を左右する大きな関心事のひとつです。2025年時点の海外在留邦人数は約129万8,000人※にのぼり、その多くがシンガポールをはじめとするアジアや北米・ヨーロッパ各国で生活しています。現地では日本人学校やインターナショナルスクール・現地校へ進学し、帰国後に日本の小学校に進学するケースも多いでしょう。
前編では日本の小学校7校および在外教育施設での取り組みとともに、「英語・日本語の育み方」についてご紹介しました。後編では、新たに小学校5校の取り組みと、「日本人としての素養」「帰国後準備」について取材しました。海外生活の中で小学校に向けた教育方針をご家庭で検討するために、ぜひお役立てください。
※2025年10月外務省統計。
今回「小学校での取り組み」をご紹介する学校
「日本人としての素養」「帰国準備」に関するアドバイス および 「編入情報」:
前編で「小学校の取り組み」や「英語」「日本語」に関するアドバイスをご紹介!
(日本の学校50音順、在外教育機関)
前編はこちら
※誌面と同じ情報がPDFでご覧いただけます。↓

在留邦人の推移
2000年に約52万人だった海外在留邦人数は、過去25年間で大幅に増加し130万人に迫る勢いです。
国別および地域の割合は下記の通りです。
■ 速報! 海外在留邦人数 国別トップ10
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■ 地域別 在留邦人数の割合
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帰国したご家族に聞きました。どのように進学先を決めましたか?
■ 英語保持教室や、学童・おけいこに通いやすい地域を選び、公立校へ
■ 小学校から英語教育に力を入れている自治体を調べて引っ越し、公立小へ
■ 志望校の編入情報を確認し、定員に空きがあったため私立小へ
■ 実家近くの私立小を見学し、教育理念に共感し私立小へ
■ 合格率は低いが「受験に挑戦することに意義がある」と考え受験対策の後、国立小へ
■ 再び海外駐在の可能性があるため、インターナショナルスクールへ
日本の小学校は、公立・国立・私立・インターナショナルスクールとさまざまな選択肢があります。私立
小学校の受験は、首都圏など一部の地域の可能性もあるため、ご家族で方針を決めておきましょう。
千葉大学教育学部附属小学校
千葉大学教育学部の研究機関として、質の高い教育を展開

帰国生の受け入れについては、海外での生活経験と日本の初等教育の状況が著しく相違する児童に対して、日本の環境に適応させるための指導やその研究を行うことを目的としています。日本語の習得や日本の生活習慣への適応、学習能力の向上や海外で身につけた好ましい考え方や生活態度などの保持・育成を支援します。
一人ひとりに合ったきめ細やかな学習指導
児童の海外における教育歴や生活環境、学習進度と能力に配慮し、帰国児童だけを少人数学級で児童の実情に応じた指導を行う。
日本における学校生活への適応をめざす
言語・生活習慣で日本の小学校生活に適応させるため、帰国児童学級における指導とともに、一般学級との交流も図る。学校行事などで一定期間、一般学級の児童と学校生活をともにする活動も行う。
一人ひとりに合ったきめ細やかな学習指導
児童の海外における豊かな経験を日々の学校生活に生かしていくことで、児童自身が培った「国際性」の伸長を図る。
海外での経験を存分に生かし、緩やかに適応
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校長 下永田 修二
「日本に帰国した時の学校選びをどうしよう」「通常の学級でやっていけるだろうか」とお考えの方は、ぜひ本校の「帰国学級」への入学をご検討ください。本校は、海外に在留していて帰国した児童のために特別に編成した「帰国学級」を設けています(4~6年生)。「帰国学級」は少人数で、それぞれの児童の事情に応じて丁寧で手が行き届く教育を行っています。お子さまの海外での経験を生かしつつ、日本での教育を緩やかに行える場として最適です。入学の時期や条件等詳細については直接本校にお問い合わせください。
入試日程・概要
定期入学調査
毎年3月に実施。希望者については定員に達するまで随時受け付け、その都度調査を実施
募集定員
第4学年 男女15名
第5学年 男女 各若干名(定員15名に達した段階で募集終了)
第6学年 男女 各若干名(定員15名に達した段階、もしくは9月末までで募集終了)
応募資格は直接お問い合わせください。
学校説明会日程
校内見学については、随時、受け付け。見学日程についてはお問合せを。
見学の際に帰国学級についてご説明します。
〒263-8522 千葉県千葉市稲毛区弥生町 1-33
phone +81-43-290-2462
mail chibahuzoku133@yahoo.co.jp
https://www.el.chiba-u.jp/
つくば国際大学東風小学校
伝統文化を尊重し、国際社会に生きる「真のリーダー、真のエリート」を育成
児童が主体的・協働的な学びを通して発見の喜びや楽しさを体感する中で、一人ひとりが課題意識をもって自ら学び、自ら考える力を育てていきます。
学力と人間性を育む丁寧な教育
1~4年生は2人担任制、5年生以降は3人担任制で、教員チームが授業や生活面で児童に寄り添い、安心して学べる環境を整えている。礼儀や礼節を重んじ、道徳教育に力を入れることで、思いやりや協働の姿勢など人間力を高める指導を行う。月1回の「全校道徳」では異学年交流を通じて学び合い、学力と豊かな人間性の両立を図る。
言語力と思考力を育てる独自教育
「ことばの時間」で語彙力・読解力・表現力を鍛え、論理的に考えを伝える力を育成。中学受験に向けた学習支援も学校全体で実施し、6年後半からは受験演習や面接・作文指導、外部模擬試験も行い家庭と学校が連携して進路を見通せる体制が整っている。
日本の心を育て、世界を学ぶ教育
箏・茶道・書道・能などを通して、礼儀や美しい所作、伝統文化を大切にする心を育む。また、1年生から外国人教師による「英語学習」や「英語でラグビー」の授業を展開、短期留学生の受け入れや海外ゲストとの交流を通じて、自然に異文化理解や国際感覚を身につける。伝統文化と多文化理解を両立させ、子どもたちが自国の文化を大切にしながら世界で活躍できる力を育てる。
自らの未来を切り拓き、国際社会で生き抜く力を身につける
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校長 佐藤 賢士
本校は「子どもたちを大切に育てます」をスローガンに、子ども一人ひとりの成長に寄り添う教育を行っています。教育の柱として、「人間力」「言語力」「伝統文化・国際理解」の3つを掲げており、礼儀や思いやりを大切にし、自分の考えをしっかり伝える力を育て確かな学びの土台を築きます。単に学力を伸ばすだけでなく、人間としての成長を支える力を培うことが、これからの国際社会で生き抜く力につながると考えています。授業や学校生活、行事や文化体験を通して、子どもたちが未来に向かって力強く成長していく——それが東風小学校の教育です。「はるかぜ」の名のように、のびのびと成長し、自らの未来を切り拓く子どもを育てる学校を目指しています。
入試日程・概要
転入・編入
随時、本校ウェブサイトより受け付け。
個別の学校見学はいつでも可能。
※詳細は直接学校へお問い合わせください。
入試日程(予定)
第1回 2026年9月
第2回 11月
第3回 12月
学校説明会日程(いずれも10:00~12:00開催予定)
ウィンター学校説明会・・・2026年1月25日(日)
第1回 学校説明会・・・・・・・・・2月15日(日)
第2回 学校説明会・・・・・・・・・3月28日(土)
※4月以降の説明会開催予定については、ウェブサイトでご確認ください。
※本校ウェブサイトよりお申し込みください。
〒302-0110 茨城県守谷市百合ケ丘 一丁目4808番15
phone+81-297-44-6771
mail mail@harukaze-es.ed.jp
https://harukaze-es.ed.jp
東京学芸大学附属大泉小学校
国際教育のトップランナーとして「グローバル社会に生きる力」を育みます。
世界的に定評ある「国際バカロレア」プログラムと日本の「学習指導要領」を融合した学びと、充実した体験学習でグローバルな視野と広い心を育みます。
国立小学校初の「国際バカロレア認定校」
「国際バカロレア初等教育プログラム(PYP:Primary Years Programme)」認定校として、教科の枠を越えたプログラムを提供。1年生から探究した内容を発表する機会も設け、自主性や探究心を伸ばしていく。本校はPYPと学習指導要領を融合した教育課程の開発に取り組む「教育課程特例校」である。
「国際学級」で国際社会でも活躍できる心と学力を育成
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3~6年生を対象に「国際学級」を設置。個々の能力に応じて生活面と学習面の指導を行い、日本の学校教育や伝統・文化への適応・理解を深める。同時に、海外での生活や学校の様子などを一般学級の児童に伝える機会も設けることで、一般学級の児童と互いに良さを認め、伸ばし合う。
体験を重視した行事で「子どもたちの健やかな成長」を促す
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4~6年生の移動教室(宿泊学習)では、現地の講師を招いての体験活動を取り入れている。5・6年生は臨海学校を実施して、仲間との絆を深め心身共に逞しく成長する。また、縦割り活動「生活団」では畑で野菜作りの活動をしたり、年2回の遠足に行ったりするなど、学年の枠を超えて支え・学び合うことから「もう一つの学級」と呼ばれている。
教科を横断した創造的な学び、英語も充実「探究コース」
「言葉と体験」の往還を重視し、STEAMS教育※を進め、今後のAI社会に必要なスキルやリテラシーを養う。音楽・図工・体育を日本語と英語で指導する「e-MAP」や他教科連携学習で、英語教育も一層充実。児童主体で行われる「昭和っ子の研究」(総合学習)や、宿泊体験学習では、協調性・粘り強さ・行動力・創造性など幅広い非認知能力を育成。
歴史ある国際学級で帰国生が楽しく学んでいます。
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校長 青山 直志
本校は昭和41年からユネスコの「国際理解と国際協力のための教育」共同学校として研究を進め、44年には帰国児童教育学級を開設しました。現在は、3~6年の各学年に「ゆり組」という国際学級を設置し、海外より来日・帰国した子どもたちが楽しく学んでいます。今後は、国際学級と一般学級の子どもたちが互いに刺激し合い協働する環境をさらに充実させます。世界の異なる文化を理解できるような学習の場を拡大することで、グローバル社会において将来活躍できる子どもたちの育成を目指しています。
入試日程・概要
入試日程(1年生)
募集要項購入・・・・・・・毎年9月 ※外部サイトより申し込み
第1次選考(抽選)・・・・・10月中旬
第2次選考(総合調査)・・・11月下旬
編入
3~6学年対象の「国際児童学級」の募集は年2回(4月・9月)実施。ただし、国際学級の定員を越えた場合は募集を行わない場合あり。1、2学年は年に1回(9月)一般学級への編入学調査を実施。
東京都立 立川国際中等教育学校附属小学校
東京都立小・中・高の12年間一貫教育校で「自立」の心を伸ばします。
児童・生徒一人ひとりが持つ資質や能力を最大限伸長させると共に豊かな国際感覚を養い、世界で活躍し貢献できる力を育みます。
教育課程特例校として「一歩進んだ英語教育」を提供
中学校・高等学校までの一貫教育の利点を生かし、外国語の活用力を着実に向上。小学校第1学年から英語の授業を週4時間実施。2クラスを習熟度別に4クラスに分ける少人数指導で、外国人講師と共に「聞く・読む・話す(やり取り・発表)・書く」の基礎から学ぶ。海外姉妹校との交流活動も積極的に推進。
文理を融合した「リベラルアーツの学び」
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「豊かな心を育む体験活動の充実事業」実施校として自らの感覚や行為により実感・体感する多様な体験機会を提供。児童・生徒の積極性や協調性、コミュニケーション力や他者理解、興味・関心や感性など、豊かな心の育みにつなげていく。リベラルアーツを実施する本校では、身近なものをテーマに科学の不思議な現象を楽しく学べる体験を実施。
卒業20年後を見据えた「キャリア教育」
国際社会の一員として「どのように社会に関わっていきたいか」「どのように関わっていくべきか」を考える価値観を形成。多様な交流や体験活動を通じて自分のよさや得意なことを見つけ、自分の果たすべき役割を知り、協働する力を伸長。夢や希望を実現するために、自己決定できる力を育成する。
逆向き設計のデザインで「考える人」「伝える人」「行動する人」を育てます。
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校長 横田 雅博
私たちの教育の究極の目的は「自立」です。教育の理想を達成するために必要な教育内容や教育方法を、教育理念と生徒の将来像から俯瞰し、逆向き設計でデザインしています。本校では、知育・徳育・体育の調和の取れた育成を目指し、本校で学ぶお子さまが人格を陶冶し、自立した学習者となって、勇気をもって自ら道を切り拓き、より広い世界へ羽ばたいてほしいと考えています。本校で身につけた資質・能力を思う存分に発揮して、卒業後も学び続け、より良い世界の構築に貢献してほしいと期待しています。私たちも常に学び、全力でお子さまと関わります。
入試日程・概要
「海外帰国・在京外国人児童枠」募集
抽選と適性検査にて決定します。
第1次(抽選) 10月中旬
第2次(適性検査) 11月上旬
第3次(抽選) 11月上旬
学校説明会日程
本校のウェブサイトをご確認ください。
〒190-0012 東京都立川市曙町 3-13-15
phone +81-42-524-3903(代表)
phone +81-42-526-7075(附属小)
https://tachikawa-e.metro.ed.jp
東京農業大学稲花小学校
毎日の英語授業と多様な体験学習で、「生涯につながる力」を伸ばします。
「3つの心(感性・探究心・向上心)」と「2つの力(コミュニケーション力・体力)」の向上を通じて人生を生き抜く「冒険心」を育成します。
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教育指標「10の能力」に基づいた学習指導計画
各教科の知識・技能だけでなく、「興味・関心」「想像力」「問題解決能力」をはじめとする「10の能力」が身につくようカリキュラムを構成。
※詳細は当校ウェブサイトをご覧ください。
全国の施設で充実した「体験学習」
「厚木キャンパス」、「北海道オホーツクキャンパス」、「伊勢原農場」、「富士農場」や「宮古亜熱帯農場」など日本各地にある東京農業大学の施設を活用し、多様な体験型学習を実施。子どもたちが主体的に関わり「なぜ?」「どうして?」と考え、深く理解することを重視。体験を通じて「10の能力」の育成を促進し、考える力と学びの基礎力を向上させる。
毎日の英語授業で段階的に英語を習得
ネイティブの外国人講師による「英語」の授業を1年生から毎日実施。1クラスを2グループに分け、「英語で感じ、考え、表現する力」を育成し、自分の思考を英語で伝える能力の獲得を目指す。家庭での反復学習時や長期休暇中にも取り組めるようオンライン教材も活用。また、毎日の給食は各国の食文化を学ぶ機会と位置づけ、日本の郷土食や行事食だけでなく、多国籍のメニューも提供。
「生きる力」を育む教育・環境をご用意しています。
校長 杉原 たまえ
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135年の伝統と歴史がある東京農業大学が扱う「農学」は、「自然・食・地球環境」をテーマとし、人々の生活に身近で生きていくために大切な内容を扱っています。その学びは、小学校教育にも生かせると考え、2019年4月に本校を開校しました。大学のキャンパスや全国にある実験・実習施設には、専門的な設備や人的資源が豊富にそろい、多くの卒業生と連携している企業もあります。それらを活用することで、子どもたちが「生きるために必要な力」を育くむ教育が実現できると考えています。小学校の名前に含まれた「稲花」は、東京農業大学の「大学の花」でもあります。子どもたちが1本の穂に 200粒近い「コメ」を実らせる稲のように、さまざまな力と可能性を育んでいくことができたらという願いが込められています。
入試日程・概要
入試日程
出願期間 10月上旬
事前面接 10月中
試験日 11月上旬
合格発表 11月上旬
転入・編入
本校ウェブサイトをご確認ください。
学校説明会日程
本校のウェブサイトをご確認ください。
東京農業大学稲花小学校
〒156-0053 東京都世田谷区桜 3-33-1
phone +81-3-5477-4115
mail toka@nodai.ed.jp
https://www.nodaitoka.ed.jp/
Springが海外生・帰国生を歓迎する小学校に聞きました。
「日本人としての素養」を育み、「帰国後の準備」をするには?
海外在住時に培いたい「日本人としての素養」と、「帰国に備えた心構え」とは。日本の国立・私立・インターナショナルスクールおよび在外教育施設の小学校からアドバイスを伺いました。小学校進学・編入をご検討中のご家庭は、ぜひご一読ください。
お茶の水女子大学附属小学校
濱 雪乃 教諭

⽇本⼈としての素養 各国の良さ・違いを実感する
その土地ならではの文化体験に積極的に参加し、ご家庭では日本の年中行事を行い、双方の国の良さ・違いを実感すると良いでしょう。保護者が「日本を誇りに思いながら他者の文化も尊重する」姿勢を見せることが、ロールモデルとなります。
海外では、お子さま自身が「日本人の代表」として見られる場面も多いので、日本の良さを保護者が説明することで、お子さまが「自分らしさ」や「日本人らしさ」を発見することができると考えます。
帰国後に備えて どのような教育環境を求めているかを話し合う
親御さんが「どのような人間になることを願っているのか、そのためにどのような教育環境を求めているのか」を話し合っておくことが大切です。帰国に備えて情報を収集しながら、親子で帰国後の楽しみや不安などについて対話していくと良いでしょう。海外で過ごした自分と日本に戻る自分とを結びつけることで、アイデンティティの安定を図ることができます。また、お子さまの好きなことや得意なことを大切にして支えていくことが、可能性を伸ばしていくことになるでしょう。
編⼊について
● 編⼊可能な学年は小4~6。
● 試験時期:3月末、8月末、1月初旬の3回(ただし、6年生は3月末のみ)。
CANADIAN ACADEMY
木村 愛
Director of Marketing,
Communications and Alumni Relations

⽇本⼈としての素養 行事を祝い歴史や文化に親しむ
日本にゆかりのある年中行事をお祝いしながら、行事に伴う歴史や文化、食事などをご家族で一緒に楽しむと良いでしょう。「日本人らしさ」を身につけるためには、まず保護者が正しい日本語を話すことが大切です。日本語を聞いたり話したりする機会が減る海外だからこそ、ご家庭で意識的に日本の風習や日本語の語彙に親しむように、積極的に働きかけましょう。
帰国後に備えて 学習と教育費を早めに検討する
日々の生活では、お子さまが質問をした際にすぐに答えを与えず、親子で一緒にその疑問を楽しむようにしましょう。ともに「なぜだろう」と考えを巡らすことが、お子さまの好奇心や思考力を育てます。
学習そのものだけでなく「教育にかかる費用」についても早めに検討しましょう。中長期的な視野で、高校を卒業するまでの計画を立てることが重要です。
編⼊について
● 空きがあれば、全学年で編入可能。
● インターナショナルスクールからの編入の場合、特別の準備は不要。
● 小学部では、専任のカウンセラーによるサポート体制。
啓明学園初等学校
佐川 康博 校長

⽇本⼈としての素養 食文化などの実践する
インターネットや書籍などで日本の文化に親しむのも良いですが、できる限り実践の場を設けましょう。例えば、日本の風習を身近に感じられる「食文化」は、大切な学習体験となります。お正月にお重箱におせち料理(あるいはそれに模したもの)を詰め、三が日を過ごす。味わいながら「なぜ、この食べものをお正月に食すのか」と由来を語り合うことができれば、奥行きのある学びになります。年中から小学生は特に感受性が高い学齢期なので、本物に触れ五感を震わせることが大切です。
帰国後に備えて 家庭の方針と未来予想図を大切にする
ご家族のお仕事、勤務地の関係もあると思いますが、将来のあるお子さまに合った教育環境(居住地)がどこなのか、そして「いかに日本語のサポートと英語の維持・向上をするか」など、ご家庭の方針や未来予想図を大切にしてほしいと思います。お子さま一人ひとりの状況は異なるため、気になる学校があれば直接相談してみましょう。学校案内やネット上ではわからない、空気感も必ずありますので、実際に学校見学するのが良いと思います。本校には「国際生保護者の会(グローバルネットの会:初等1年~高校3年)」があるため、入学後はぜひ先輩の知恵をお役立てください。
編⼊について
● 年に3回の編入時期に加え、別途、帰国時期に合わせて随時考査を実施(個別に応相談)。
● 年度によって異なる。多少の余裕あり。編入試験で合格を得た場合、合格日より6ヵ月以内での入学が条件。
昭和女子大学附属昭和小学校
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⽇本⼈としての素養 マナーや所作に慣れ親しむ
まず大前提として、親御さんはお子さまに「あなたは大切な存在である」ということを常に伝えてください。その上で、食事のマナーや靴を揃えるなどの小さな所作に慣れ親しんでいくと良いでしょう。長い歴史の中で培った日本人らしい行動の中には、地震や天災が多い国だからこその「助け合い」の精神など、非常に理にかなった教えが息づいていると言えます。
帰国後に備えて 先回りせず、好奇心が育つまで待つ
海外にいる間は日本とは異なる気候・文化の中で、好奇心旺盛なお子さまの問いに、ぜひ丁寧に答えてあげてください。ただし、お子さまが質問する前の「先回り」は禁物です。焦らず、お子さまの好奇心が育つまで待ちましょう。 海外生活の「好きな点」「嫌な点」は個々のお子さまにとって異なり、さらに同じお子さまでも1年ずつ劇的に成長し変化していきます。親御さんは「今の時間」を大切に、お子さまを肯定的に見てあげましょう。できたことを褒め、子ども本人ができることは挑戦させることが大切です。帰国時にはお子さまの不安を受け止め、ご家族の間で教育観を共有していきましょう。
編⼊について
● 各学年の定員に空きが出た場合、小1~5の春まで受け入れ。
● 主に2月と7月に編入試験を実施。本校のウェブサイトで最新情報をご確認ください。
聖心女子学院初等科
藤原 恵美 校長

⽇本⼈としての素養 行事を体験し、礼節・敬語を大切にする
現代のグローバル化の中で、自国の文化や価値観の理解が求められています。ご家庭でも祝祭日や伝統行事の体験が重要で、礼節や敬語を大切にしていくことで自然と「おもてなし」の心を育てることができるでしょう。本校でも伝統文化や百人一首大会、能教室を通じて日本の感性を磨き、漢字や語彙の学習を通じて日本語の奥深さを教えています。
編⼊について
● 編入学試験は空席がある場合のみ。
● 毎年小1~4いずれかの学年。
● 7月または1月実施。
● 小5は毎年1月半ばに約24名を募集。小6は姉妹校と以前在籍した児童の復学のみ可能。
● 公立校に短期間在籍した後、編入学試験を受けることも可能。
つくば国際大学東風小学校
佐藤 賢士 校長
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⽇本⼈としての素養 「文化の一部」として日本語を大切にする
節分・お正月・七夕などの行事を取り入れたり、四季に合わせた生活を送ることで、子どもは日本人としての感性や文化理解を自然に身につけます。また、日本語は文化の一部として非常に重要であり、日常的に使うことで帰国後の学習につながる基盤も整います。多様な文化に触れられる海外だからこそ、礼儀・礼節、思いやり、言葉で丁寧に伝える力など、日本人として大切にしたい資質を意識的に育むことが重要です。日本文化と異文化理解の両立は、グローバルな社会でも自分らしさを保ちながら適応する力を育てます。
帰国後に備えて 読書習慣と将来を語り合う機会を持つ
読書や体験活動、日常の会話を通して語彙力や理解力、表現力を養うことが重要です。全国学力テストの調査でも、読書習慣のある子どもほど国語・数学の成績が高い傾向が明確だそうです。さらに理科・社会への興味づけ、パズル・クイズなど思考力を高める活動を行いましょう。
また、お子さまの資質や興味・関心を見守り、本人の希望を聞きながら将来の進路を考えると良いでしょう。日本の学校で学ぶのか、海外や国際的な進路も視野に入れるのかなど、将来の方向性を家庭で共有することは、子どもに安心感を与え意欲を高めます。
日本の学校スタイルや生活リズムに戸惑うことがあるため、親子で気持ちを話し合える環境を整え、家が「安心できる場所」となるよう意識しましょう。友だちづくり、クラブ活動、地域の習いごとへの参加を温かく支援することは、社会性やコミュニケーション力の育成にもつながります。本校では必要に応じて「スクールカウンセラー」に相談することが可能です。
あまり親が先回りしすぎず、子どもが自分で考えて行動し、失敗しても次につなげられるように経験を積ませることが、自律やレジリエンス(逆境に向かう力)を鍛えることにつながります。
編⼊について
● 小1~5(2学期)までの編入を、随時受け付け。
● 編入を希望される場合は、まず学校見学や体験授業に参加し学校の雰囲気や授業内容をご理解ください。
シンガポール日本人学校小学部
左 : 富山 校長(中学部)
中央 : 島田 校長(クレメンティ校)
右 : 松越 校長(チャンギ校)

⽇本⼈としての素養 日本について語れるようになる
シンガポールは四季がなく常夏の国ですが、宗教に由来する祝日や祭典を通して1年の経過を感じることができます。当地では日本への興味・関心を持っている方が多いため、日本の伝統文化からサブカルチャーまで幅広く質問されます。自分の得意分野などで日本のことを語れるトピックを持っておくと良いでしょう。現地の方とのより良い交流のために日本のことを説明できることは重要であり、自分自身が日本の魅力を再発見することにもなるでしょう。
帰国後に備えて 具体的な進学希望先を見据える
小学校生活を始めるには、早起きや長時間着席して学ぶなどの生活習慣が一番の要になります。保護者と離れて過ごす学校生活について、親子で事前に話すと良いでしょう。また、小学校進学から将来の大学入試まで、各入試制度を確認し進路全般を考えておくことが重要です。さまざまな経験は必ずお子さまの成長の一助となりますが、「入試制度」においては必ずしも有利になるとは限りません。将来の進学希望先を具体的に見据えた上で、目の前の学びを選択することをおすすめします。
マルバーン・カレッジ東京
Ewan McCallum 校長
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⽇本⼈としての素養 環境に慣れることから始めよう
新しい環境に慣れるまでは、学習面ですぐに追いつくことよりも教員やクラスの仲間との関係作りを優先します。お子さまが安心できる場所を見つけることが、その後の学習意欲に繋がるでしょう。本校で大切にしていることの一つが、パストラルケア(心身の健康と成長のサポート)へのアプローチです。
編⼊について
● Pre-Prep(4歳児クラス)からすべての学年で年間を通して出願可能。
● 海外からは、アセスメント・面接などオンラインで実施可能。
● 学年の途中でも空きがあれば入学可。
● 一時帰国中の学校見学、入試担当者とのオンラインミーティングや質問などはアドミッションオフィスまで。
森村学園初等部
時川 郁夫 校長

⽇本⼈としての素養 言葉とその真意を大切にする
海外生活でも「いただきます」「ありがとう」などの言葉とその真意を大切にし、季節や行事を話題にしましょう。日々の中で日本の文化を感じておくことが、帰国後の学校生活での自然な順応につながると思います。人として、人格形成に大切な「いただきます」「ありがとう」の気持ちは、日本にいても海外にいても同じだと思います。
帰国後に備えて 違いを前向きに受け止める
お子さまの興味や思いを尊重し、安心して挑戦できる雰囲気を心がけましょう。帰国後の進路や生活についてご家族で話し合いも必要です。ご家族が言葉や文化の違いを前向きに受け止める姿勢が、お子さまの自立に向けた第一歩となります。
編⼊について
● 欠員が出た学年に応じて、各学期ごとに編入試験を実施。
● 対象は小1~5の2学期まで。
ローラス・インターナショナルスクール・オブ・サイエンス
Donna van Heyningen 校長

⽇本⼈としての素養 日本文化を紹介してみる
海外の人に向けて「自分が得意な日本文化」を紹介することで、自身のアイデンティティを確立できると考えています。本校では空手のレッスンや 国語を習熟度別に「母語としての日本語」または「第二言語としての日本語」のいずれかで学び、「日本人の心」を育てます。
帰国後に備えて 見学して雰囲気を把握する
一時帰国の際に学校見学や季節のイベントに参加してみましょう。事前に学校の雰囲気を把握すると、焦ることなく学校選びをスムーズにできると思います。
編⼊について
● 空きがあればどの学年でも、帰国のタイミングに合わせて編入可。
● オンラインでの考査可能。まずはご相談ください。
■ 帰国時の児童の学年 (全国国立・公立・私立総数 2023年)
帰国児童は小学2~6学年で各学年1,000人超え、
もっとも多い4学年は約1,200人
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■ 帰国後の学校区分は?
公立がもっとも多いが、国立・私立小学校に転入する児童も多数
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海外から帰国するご家族にとって、住まい選びと通学環境は大きな関心事です。特に英語保持や今後の進学準備、あるいは再度の海外赴任に備えて継続的な国際教育を希望されるご家庭も多いでしょう。今回は、首都圏で未就学児から小中高生までのお子さまを持つご家族に人気のエリアについて、地元情報誌の編集部に聞きました。
人気エリア① 神奈川県横浜市北西部(青葉区・都筑区・港北区)、川崎市北部(宮前区・中原区・高津区・麻生区)
地元情報誌「ビタミンママ」編集部に聞きました。
幼稚園や小学校受験塾を含め、幼児教室が多数あります。さらに、英語による学童保育、英語力の維持・強化を目的としたプリスクールや、国際バカロレア(IB)を導入した園など、保育・教育施設の選択肢が豊富です。
横浜市青葉区のあざみ野周辺:
グローバル志向や帰国生向けの学習塾があり、帰国後も無理なく英語学習を続け、将来の進学準備を進められる環境が整っている。
横浜市青葉区・川崎市宮前区など:
海外で過ごした児童が多く在籍する公立小学校もある。このエリアは、東急電鉄や小田急電鉄といった民間企業と行政が連携して、若いファミリーを呼び込む街づくりが進められているほか、今後開発が見込まれる地域もある。利便性が高く緑が多い住みやすい環境と言える。
人気エリア② 神奈川県川崎市(麻生区「新百合ヶ丘」)
地元情報誌「ミスモ」編集部に聞きました。
自然に恵まれながら都心へのアクセスも抜群で、空港行きのバスも運行。治安もよく、安心して子育てできる優れた環境です。
小田急沿線:
人気の私立校やその付属幼稚園や小学校も多く、スクールバスも充実しているため通学しやすい。ネイティブの先生がいる英語保育園を利用して私立校受験を目指すご家庭も増えている。公立小学校では、長期休みを利用して帰国する海外在住児童の短期受け入れも。
新百合ヶ丘周辺:
「しんゆり・芸術のまち」として知られ、昭和音楽大学などがあることから、バレエやクラシック音楽の習いごとが盛ん。私立校への関心も高く、大手の英会話教室や塾も駅前に揃っている。
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