シンガポールでは、4月にコロナに関する規制が大幅に緩和されました。現在は、徐々にコロナ前の学校生活に戻りつつあります。各学年が校外学習に出かけたり、学校に外部講師をお招きするなど、さまざまな活動を行うことができるようになりました。
5・6年生は、2年ぶりの校外学習でウビン島へ出かけました。英語によるネイチャーガイドの案内をしっかりと聞き取りながら、普段はあまり意識することのない自然の匂いや音、色などに注目することで、シンガポールの自然の多様さと豊かさについて知識を深めることができました。
学校に帰った後は、シンガポールのみならず日本と世界の自然の大切さを再確認し、環境を守るために「自分たちに何ができるのか」をしっかりと考え、この校外学習を通じて学んだことをまとめました。
3年生はキッコーマン・シンガポール工場から講師をお招きし、醤油についてのお話を聞きました。お話の後には、搾りたての醤油の味見もさせてもらい、子どもたちは「美味しい」「とても良い香り」と、嬉しそうに味わいました。「諸味(もろみ)」や発酵させるための「こうじ菌」などについての興味深いお話も聞き、諸味の味見も体験しました。「醤油を作るために、さまざまな工夫をしながら安全にもとても気をつけて作っていることがわかりました」「お客さんに安心して醤油を使ってもらい、喜んでもらいたいという気持ちがとても伝わってきました」「数ヵ月という長い時間をかけて醤油作りをしていることを知って、これから醤油をもっと大切に使おうと思います」など、子どもたちにとっては学びの多いひとときでした。
コロナ禍では、外部の方の来校が難しい状況でしたが、 約2年ぶりに、学年全員が体育館に集まりお話を聞くことができたことは感慨深いものがありました。これからも本校は、安全・安心に最大限配慮しつつ、子どもたちが楽しく、学びの多い学校生活を送れるよう努めていきます。