シンガポール日本人学校の広場
第69回 中学部特別支援学級
本校中学部に特別支援学級が創設されて3年が経ちました。創設と同時に入学してきた生徒たちも卒業を迎え、3月初旬に学び舎を巣立っていきました。それぞれ進む道は異なりますが、シンガポールという地でしか学べないことを体験し、充実した3年間だったと思います。 特別支援学級の、代表的な学習の一部を紹介します。昨年度から始めた巾着制作と販売は、日々の暮らしに寄り添う小物を「自分の手でつくる」体験です。この取り組みは単なる制作ではなく、学習指導要領の「職業・家庭分野」に位置付けられた学習として、衣生活に関する基礎的技能を育て、生活に生かせる力を伸ばすことをねらいに実施されています。
生地の調達(購入)
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布の裁断や縫製、模様付け、染色まで自分で行う
主体的な学びの第一歩。布の向きを確かめ、まち針を丁寧に打ちます。教師が寄り添いながら「前よりきれいに縫えたね」と声をかけることで、安心感と自信が生まれ、挑戦する気持ちが育っていきます。
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紐を通し、 巾着の形が見えてくる
教室中に笑顔が広がり、完成の瞬間には「できた!」という弾む声が上がります。世界に一つだけの作品は、子どもたちにかけがえのない達成感をもたらします。
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学校内で販売
実際の「仕事」を体験する学習へとつながる。準備段階で、価格設定や数の把握、釣り銭の計算を練習し、当日の販売では「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」の言葉を丁寧に伝えます。相手の目を見て商品を渡す姿は、まさに実社会に向けた大きな一歩です。
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販売で得た収益は、子どもたちの話し合いによって地域のボランティア団体へ寄付され、学びが社会への温かい循環へとつながっています。自分たちの手で作ったものが誰かの力になり、社会に貢献できたという実感は、子どもたちにとって特別な経験となりました。こうした活動は、ものづくりの技能だけでなく、生活力、他者との関わり、社会とのつながりを育む貴重な機会です。 令和8年度には新しい仲間が入学してきます。安心して学校生活を送れるよう、互いに励まし合い、力を合わせながら、これからも温かい学びの場をつくっていきます。
2026年4月25日現在の情報です。最新情報は直接お問い合わせください。

























